宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:47)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 1 --- ---
2/28 15:39 C3.9
02:53 C2.7
2/27 --- ---

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2804 3 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 405 -11.8
-2 h 386 -6.5
-4 h 382 +2.0
-6 h 355 -4.3
-8 h 356 -3.6
-10 h 357 -1.8
-12 h 364 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -37 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 26 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
3/ 1 0.7 3x10^3
2/28 0.7 3x10^3
2/27 0.7 6x10^3
2/26 0.8 3x10^3
2/25 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















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27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/24 13:41 太陽風の速度は下がり始めています。
2021/ 2/25 13:16 太陽風はやや高速の状態が続き、磁気圏も活動的です。
2021/ 2/26 14:03 太陽風は平均的な速度に戻りました。
2021/ 2/27 09:44 B9.5の小さいフレアとCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 2/28 09:53 C2.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2021/ 3/ 1 12:47 更新
太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏活動が強まりそうです。C3.9の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝から太陽風に変化が発生しています。
磁場強度は、3nTから15nTへ大きく強まり、
速度は、360km/秒から400km/秒と、
小幅の変化ですが、平均的な速度に上昇しています。

SDO衛星AIA193で注目していた
コロナホールの影響が始まったのでしょうか。
27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風も
同じ頃から磁場強度や速度の高まりが始まっています。

磁場強度が強まった後、
南北成分は南向きに大きく変化していて、
現在は -14nTに達しています。
この影響で磁気圏の活動が強まりそうです。
AE指数は500nTの中規模の変化が発生していますが、
活動は更に活発になるかもしれません。

SDO衛星AIA193では、
東側(左側)の赤道付近にもコロナホールが見えています。
この領域の影響は、
27日周期の図の2月6日に始まる高速太陽風の回帰です。


太陽では、2804黒点群が北西の端(右上)に沈んで
見えなくなっています。

この領域で、昨日午後、2月28日15時半(世界時28日6時半)に、
C3.9の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

一方、太陽の中央部南東寄り(左下)に、
今日未明から新しい黒点が出現しています。
今のところ、特に活動は見られません。




2804黒点群で発生したC3.9の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。