宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:07)
今日、C3.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/26 08:48 C3.8
06:29 C2.1
02:46 C2.5
5/25 03:26 M1.3
5/24 --- ---

黒点  5/26 (NOAA)
磁場 フレア
2065 14 βγδ M1
2071 13 β ---
2072 8 β ---
2073 26 βγ ---
2074 11 βγ ---
2075 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 394 -1.3
-2 h 398 -0.5
-4 h 390 -0.3
-6 h 395 -0.3
-8 h 400 +0.2
-10 h 410 +0.6
-12 h 418 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
5/26 0.2 5x10^2
5/25 0.4 3x10^2
5/24 0.3 9x10^1
5/23 0.3 7x10^1
5/22 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/21 11:27 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽の東で小規模フレアが起きています。
2014/ 5/22 13:27 C6.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速風が続いています。
2014/ 5/23 12:39 太陽風の弱い乱れが到来し、オーロラの活動が高まっています。
2014/ 5/24 12:46 太陽風は500km/秒の高速風になり、オーロラの活発な活動も発生しました。
2014/ 5/25 13:56 太陽風速度の高まりは終わりました。M1.2の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2014/ 5/26 12:07 更新
太陽風は平均的な速さです。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんより、
現地5月23日23時半(世界時24日6時半)に
ブリティッシュコロンビア・バーノンで撮影された
赤いオーロラの写真をいただきました。

1枚目の写真で赤みが最も濃く写っていて、以降、次第に薄まっています。
2枚目と3枚目の写真には流れ星が写っています。
この夜、高坂さんは注目されていたきりん座流星群を狙っていたそうで、
見事なオーロラとの共演です。

バーノンは、バンクーバーから内陸に入った所にあり、
オーロラが良く見られるオーロラ帯からは、低緯度側に離れています。
世界時5月23日の後半は、太陽風磁場が南向きに強まって、
磁気圏の活動が高まりました。
写真の撮影はその数時間後ですが、
擾乱の影響でオーロラの見える領域が低緯度側に広がり、
バーノンからオーロラの上部の赤い光が見えたのでしょう。

太陽風の乱れがもう少し遅れて、カナダの夜にやって来ていれば、
もっと激しいオーロラが見えていたのかもしれません。

高坂さんによると、北緯51度のバーノンでも
今は3時前には明るくなり始めているそうです。
夏に近づくこの時期の貴重な北半球側のオーロラ写真を
どうもありがとうございます。


現在の太陽風は、400km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、3nTに弱まったままです。
磁場の南北成分は、小さい振れ幅で南北に変化しています。
このため、磁気圏では時々小さい活動が発生していて、
AE指数では、400nTの山と200nTの山がポツポツと起きています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、特にコロナホールは見られず、
27日周期の図の前周期の太陽風の様子から、
太陽風はこれから300km/秒台の低速風になり、
その状態がしばらく続きそうです。


太陽では、南西の端に近づいた2065黒点群で、
C2.5、C2.1、C3.8と小規模フレアが発生しています。
2065黒点群は磁場構造の複雑さも増しているそうで、
この後もフレアの発生が続くかもしれません。



高坂さんにより、カナダ、ブリティッシュコロンビア、バーノンで現地5月23日深夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂さんにより、カナダ、ブリティッシュコロンビア、バーノンで現地5月23日深夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂さんにより、カナダ、ブリティッシュコロンビア、バーノンで現地5月23日深夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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