宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:54)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 3 05:14 C2.1
5/ 2 18:15 C4.4
5/ 1 --- ---

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2047 19 βγ C4
2049 18 βγ C1
2050 2 α ---
2051 16 βγδ ---
2052 6 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 313 +2.5
-2 h 323 +2.1
-4 h 327 +1.9
-6 h 332 +3.3
-8 h 333 +2.9
-10 h 340 +2.1
-12 h 347 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 - 9x10^1
5/ 3 0.3 1x10^2
5/ 2 0.3 6x10^1
5/ 1 0.3 2x10^1
4/30 0.4 2x10^3
4/29 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/28 11:32 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 4/29 12:32 太陽風はとても遅くなっています。太陽の活動も比較的穏やかです。
2014/ 4/30 13:17 太陽風磁場が強まり、南向きに振れて磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 5/ 1 12:57 太陽風磁場の強い南向きは、夜半まで続きました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 2 10:21 太陽風の磁場の強まりは終わりました。4月の黒点数は85でした。
最新のニュース

2014/ 5/ 3 12:54 更新
太陽でCクラスのフレアが増えています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド・クィーンズタウンの米戸 実さんより、
太陽風磁場が長い時間南向きに強まった、
4月30日から5月1日にかけての夜に撮影された、
オーロラの写真をいただきました。

現地は秋も深まって、
朝方は氷点下になる季節となっているそうです。
この時の乱れは、ニュージーランドのお昼頃に始まっていて、
慌てて夕食を済ませて出かけ、
空が暗くなる頃に写真の湖沿いで撮影を始めることができたそうです。

昭和基地やイエローナイフと比べると、
より低い緯度からの撮影なので、
高い高度で輝いている赤いオーロラが目立ちます。
ほんとうに見事な輝きです。

上空には、大マゼラン雲、小マゼラン雲、
そして日本からは見えない南天の天の川も写っています。
2枚目の全天写真では、小さいですが南十字星も見えています。

とてもきれいな写真をありがとうございます。
「もっと太陽風が高速だったら」との米戸さんのコメントですが、
そうだったら、オーロラの領域が低緯度に広がって、
緑色のオーロラまで見えていたかもしれません。



現在の太陽風は、再び速度が下がって、
300km/秒とかなり低速の状態になっています。
磁場強度も3nTと弱くなっていて、太陽風は穏やかです。

磁場の南北成分は北寄りに推移しています。
このため、磁気圏は静穏で、
AE指数はデータエラーによって太くなっていますが、
磁気圏の活動を示すグラフの変動は全くありません。

SDO衛星AIA193の太陽写真にはコロナホールはなく、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


太陽では、2051黒点群も大きくなり、
2047群、2049群とともに3つの黒点群が目立っています。

フレアは、2047群のC4.4を最高に、
3つの黒点群でC1〜2の小さいフレアが6回ほど起きています。
X線グラフの変化は小刻みに起きていて、
小さい活動が頻繁に起きているようです。
今後、より大きいフレアも発生するかもしれません。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、4月30日〜5月1日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、4月30日〜5月1日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、4月30日〜5月1日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、4月30日〜5月1日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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