宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
昨日、C2.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/30 --- ---
4/29 00:13 C2.9
4/28 --- ---

黒点  4/30 (NOAA)
磁場 フレア
2045 1 α ---
2047 11 β ---
2048 3 β C3
2049 14 βγ ---
2050 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 310 -8.6
-2 h 310 -7.7
-4 h 302 -8.3
-6 h 294 -5.9
-8 h 296 -1.6
-10 h 291 +0.8
-12 h 274 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
4/30 0.3 2x10^3
4/29 0.3 3x10^3
4/28 0.3 8x10^3
4/27 0.3 7x10^3
4/26 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/25 13:50 太陽でX1.3の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2014/ 4/26 12:32 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。
2014/ 4/27 12:06 太陽の活動は穏やかです。太陽風は低速の風になっています。
2014/ 4/28 11:32 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 4/29 12:32 太陽風はとても遅くなっています。太陽の活動も比較的穏やかです。
最新のニュース

2014/ 4/30 13:17 更新
太陽風磁場が強まり、南向きに振れて磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

今朝、30日5時(世界時29日20時)頃から、
太陽風の磁場強度が9nTに急に強まっています。

一方、速度には大きな変化はなく、
280km/秒から310km/秒へゆっくりと変化した程度で、
低速の状態は続いています。

CMEによる太陽風の弱い乱れが流れてきたのではないかと思います。
速度の大きさから考えると、4〜5日前くらいの現象でしょうか。


乱れの到来以降、
磁場の南北成分は-9nTくらいまで南向きに大きく振れています。
このため、磁気圏へエネルギーが流れ込みやすくなり、
磁気圏の活動が高まっています。
AE指数のグラフは、
後半から500〜600nTと中規模の変化が続いています。

この高まりに対応する、南極・昭和基地のオーロラの活動を
全天カメラの動画で紹介します。
6秒間隔の撮影なので、オーロラの動きがより滑らかに見えます。
ただ、今日の全天カメラは画面の半分に霜が残っていて、
空の半分はぼやけて見えています。

京都大学のDst指数の速報値も、-50nT程度の変化になっています。
弱い磁気嵐に発達しています。


今後、太陽風磁場の乱れがいつまで続くかですが、
太陽風の速度が遅いので、乱れの通過にはより時間がかかります。
引き続き、太陽風や磁気圏の様子に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日以降も低下の傾向は続いていましたが、
今朝の磁気圏の乱れの影響で、更に大きく下がっています。
高まっていた状態は終わりました。


太陽は、Bクラスの小さいフレアが発生した程度で、穏やかです。
2049黒点群と2047群は、昨日よりも少し大きくなっている様ですが、
特に活動が高まっている様子はありません。




南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された世界時30日0時半頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。