宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/26 --- ---
2/25 --- ---
2/24 --- ---

黒点  2/26 (NOAA)
磁場 フレア
1422 3 β ---
1423 1 α ---
1424 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 433 -0.2
-2 h 430 -0.0
-4 h 421 -1.8
-6 h 436 -0.0
-8 h 451 +3.5
-10 h 457 +3.8
-12 h 455 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.4 8x10^2
2/26 4.6 2x10^3
2/25 2.7 2x10^3
2/24 0.3 2x10^3
2/23 0.4 1x10^3
2/22 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/21 10:34 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で、オーロラも活発に続いています。
2012/ 2/22 12:28 太陽風の速度は低速風に変わりつつあります。アラスカのオーロラの写真をどうぞ。
2012/ 2/23 09:01 太陽風の速度は500km/秒台に上昇し、コロナホールによる高速風が始まった様子です。
2012/ 2/24 10:06 太陽風の速度は420km秒に下がって落ち着いています。太陽も穏やかです。
2012/ 2/25 13:58 太陽でフィラメントの噴出が発生し、地球へも影響が及びそうです。現在の太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 2/26 12:21 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生しています。現在の太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日紹介したフィラメント噴出、CMEに続いて、
昨日、25日の早朝にも太陽の南東部でフィラメント噴出が発生し、
続いてCME(太陽ガスの放出現象)が噴き上がって行く様子が観測されました。

初めにSDO衛星AIA193による太陽コロナの動画を掲載します。
現象の初めの頃のSDO衛星の写真がなかったので、
フィラメントが噴出していく様子は良く分からず、
その後のコロナが広い範囲で明るくなる変化しか見ることができません。
昨日のSDO衛星の動画と見比べると、欠けている部分の変化を想像できます。

続いて、SOHO衛星LASCO C3と、
STEREO Behind衛星COR2の動画を掲載します。
太陽の南方向に向かってコロナのガスが広がって行く様子が良く分かります。

太陽を横から見ていることになるSTEREO Behindの写真に注目すると、
CMEは斜め下方向に噴き出していて、
地球のある右横の方向にはあまり向かっていないようです。
従って、地球への影響はほとんどないか、見られても小さな変化になりそうです。


一方、太陽のフレア活動は穏やかです。
X線のグラフは小さな変化があるだけです。
黒点の姿も特に変化はありません。


太陽風の速度は、400km/秒から一時的に450km/秒までやや上がりましたが、
その後やや下がって、現在は420〜440km/秒です。
磁場強度は5nT前後と平均的な強度で安定しています。

磁場の南北成分が南向きに小幅に変化して、
オーロラの活動度を高めています。
AE指数のグラフは、500〜800nTの中規模の変化が発生しています。

今は月齢も小さく、
天気が良ければきれいなオーロラが見られたのではないでしょうか。


今日はこのまま穏やかに経過し、明日27日から28日にかけて、
CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。
磁場強度が強まって、南向きに大きく振れると、
活発なオーロラ活動を起こす可能性があります。
どの程度の乱れがやって来るのか注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる、太陽の南東部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の南東へ噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behindから見たCME。右下向きに噴き出しています。地球は右横方向にあります。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。