宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 --- ---
2/24 --- ---
2/23 --- ---

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
1420 1 α ---
1422 4 β ---
1423 1 α ---
1424 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:47 395 -0.0
-2 h 408 +2.5
-4 h 397 +4.8
-6 h 397 +3.3
-8 h 396 +2.1
-10 h 397 +0.6
-12 h 400 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 1x10^3
2/25 1.2 2x10^3
2/24 0.3 2x10^3
2/23 0.4 1x10^3
2/22 0.4 7x10^3
2/21 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/20 08:47 太陽風がやや高速になっています。磁場の南向きの強まりが終わり、オーロラの活動は弱まっています。
2012/ 2/21 10:34 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で、オーロラも活発に続いています。
2012/ 2/22 12:28 太陽風の速度は低速風に変わりつつあります。アラスカのオーロラの写真をどうぞ。
2012/ 2/23 09:01 太陽風の速度は500km/秒台に上昇し、コロナホールによる高速風が始まった様子です。
2012/ 2/24 10:06 太陽風の速度は420km秒に下がって落ち着いています。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 2/25 13:58 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生し、地球へも影響が及びそうです。現在の太陽風は穏やかです。

担当 篠原

昨日、24日9時(世界時24日0時)頃、
太陽の北東部で大きな規模のフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193と304による動画を掲載します。
噴出が発生する直前のダークフィラメントの激しい動きが印象的です。
噴き上がったところで画像がなくなっていて、
最後に不満の残る動画になっています。

噴出後のCMEの様子を、SOHO衛星LASCO C3でご覧ください。
太陽の北に向かって大きなガスのかたまりが噴き上がっています。

更に、STEREO BehindでこのCMEを横から見ると、
2波に分かれていて、2つめは地球のある右方向にもガスが噴き出しています。

地球まで3〜4日かかると予想すると、到来は27日から28日頃になりそうです。
フィラメント噴出による太陽風の乱れなので、
速度はあまり大きく上がらないと思いますが、
強い磁場が運ばれてきて、南に大きく振れた場合、
活発な磁気圏活動をもたらします。
来週の前半は注目です。


太陽では、この他に目立った活動はありません。
東端から、昨日の1423黒点群に続いて、1424黒点群が顔を出しています。


太陽風は、速度が400km/秒に下がった程度で、
平均的な速度を保っています。
磁場強度は5nT前後で安定しています。
コロナホールの影響は22日以降は特に見られなかった様です。

磁気圏も静かで、AE指数は小さな変化が見られる程度です。

CMEによる乱れが到来するまで、
太陽風、磁気圏ともに静かに推移するでしょう。



SDO衛星のAIA193, 304カメラによる、太陽の北東部で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の北へ噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behindから見たCME。地球のある右側に噴き出しています。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。