宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2024/11/24 10:02 更新 太陽風は平均的な速度で安定しています。小さい彗星が太陽に接近しました。 担当 篠原 宇宙天気の話題ではありませんが、 昨日、11月23日のSOHO衛星LASCO C2で、 小さい彗星が太陽に近付いて行く様子が見えていました。 LASCO C3の画像をさかのぼると、 11月21日に右下隅で見え始めて、 次第に太陽に近付いて行く様子が確認できます。 その様子を動画で掲載します。 10月の大彗星の通過は素晴らしかったですが、 このような小さい彗星の出現もSOHO衛星の楽しみです。 太陽風は、400km/秒と平均的な速さが続いています。 磁場強度は、6〜8nTと少し強めの値が続いています。 磁場の南北成分は、 0nTを挟んで、南を向いたり北を向いたりしています。 磁気圏は基本的には穏やかですが、 AE指数を見ると、時々小規模の変化が発生しています。 全く静かという状況ではありません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 全体がぼんやり光っていて、 コロナホールの薄暗い領域は見えていません。 太陽風は、穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、中心部の3901黒点群でM1.1、 北東の端の新しい領域でM1.1と 中規模フレアが2回発生しています。 その他にC3〜7程度の小規模フレアが、 3906群、3898群などで発生しています。 特に活動的という領域はなく、 現在程度の活動が続きそうな様子です。 右下から小さい彗星が太陽に接近しました。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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