宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
昨日、C2.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 1 --- ---
9/30 07:34 C1.7
06:47 C2.8
9/29 11:11 C1.4

黒点 10/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2877 13 βγ C3
2880 13 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 525 +1.5
-2 h 543 +0.2
-4 h 535 -1.4
-6 h 468 +4.0
-8 h 444 -5.3
-10 h 431 -2.5
-12 h 402 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
10/ 1 0.7 1x10^3
9/30 0.8 8x10^2
9/29 0.9 6x10^2
9/28 0.8 9x10^2
9/27 0.7 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/26 14:18 太陽風は平均的な速度に下がっています。
2021/ 9/27 12:44 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。
2021/ 9/28 11:49 太陽風はやや高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 9/29 12:37 太陽の南西側でCMEが発生しています。太陽風はやや高速です。
2021/ 9/30 12:44 太陽風は平均的な速度に下がっています。黒点が大きくなっています。
最新のニュース

2021/10/ 1 11:59 更新
太陽風の乱れが到来し、高速風に変わっています。磁気圏は比較的穏やかです。

担当 篠原

昨夜遅くから、太陽風の乱れが始まっています。
30日23時(世界時30日14時)頃に、
磁場強度が7nTへやや強まり、
速度も400km/秒を超えて高まり始めます。
1日3時(世界時30日18時)には、
磁場強度が14nT急に強まる変化が到来し、
追いかける様に速度も500km/秒を超えて
高速風に変わっています。

現在は、磁場強度は5nTへ下がって平均的な値に戻っていますが、
速度は530km/秒と高まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する時間が長く、
一時的に-5nTを超えるくらいの変化が来た程度です。
磁気圏の活動は、磁場が南を向いた頃に
AE指数が500nTに達する中規模の変化が発生していますが、
その前後は比較的穏やかです。

太陽風速度の上昇はこのあたりまでの様ですが、
高速風はどのくらい続くでしょうか。
注目してください。


太陽は、北東側で30日20時(世界時30日11時)に
フィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

地球に対しては斜め方向ですが、
CME(コロナ質量放出)も発生しているかもしれません。

黒点は、2877、2880群が見えていますが、
フレアは、C1.2の小規模フレアが1回起きた程度です。




太陽の北東域で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。