宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
昨日、C1.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/10 --- ---
3/ 9 21:17 C1.6
3/ 8 --- ---

黒点  3/10 (NOAA)
磁場 フレア
2807 2 β ---
2808 1 α C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 408 +1.8
-2 h 405 +2.0
-4 h 406 +1.1
-6 h 403 +1.4
-8 h 407 +0.8
-10 h 414 +1.1
-12 h 439 +0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^2
3/10 0.7 1x10^3
3/ 9 0.7 2x10^3
3/ 8 0.8 1x10^3
3/ 7 0.7 2x10^3
3/ 6 0.7 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 3/ 5 12:23 太陽風は平均的な状態に戻っています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 3/ 6 12:41 これから太陽風の速度が上昇するかもしれません。
2021/ 3/ 7 12:58 550km/秒の高速太陽風が到来しています。2806黒点群が再び現れています。
2021/ 3/ 8 12:58 高速の太陽風が続いています。2月の黒点相対数は 8.3 でした。
2021/ 3/ 9 12:38 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がっていくかもしれません。
最新のニュース

2021/ 3/10 12:31 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。C1.6の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風の速度はゆっくりと下がり、
今日に入る頃には400km/秒近くまで下がって、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、0nT付近か弱い北向きです。
磁気圏は静穏で、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
南極域から低緯度に向かってコロナホールが伸びています。
この領域は27日前の前周期にも見えていたのですが、
横の広がりが狭くなっている様です。
1枚目に過去2周期との比較の図を掲載します。

27日周期の図を見ると、
前周期の2月13日に太陽風速度の高まりが到来しています。
この変化が同じ頃に回帰すると考えると、
明後日くらいになりそうです。
コロナホールの広がりの変化によって、
高速風の推移はどの様になるでしょうか。


太陽では、北東の端(左上)から新しい黒点が現れていて、
2808群と番号が付けられています。
現れてすぐの9日21時(世界時9日12時)に、
C1.6の小規模フレアを起こしています。

その後は目立つ活動はなく、太陽は穏やかな状態です。




先程、GOES衛星のページが乱れているというご指摘をいただきました。
どうもありがとうございます。
Webページの改良を試みているのですが、
作業ミスで現在の表示に影響を与えてしまいました。




2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。