宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/10/ 4 12:58 更新 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 先週の金曜日に続いて、 高坂さんよりいただいていたオーロラの写真を紹介します。 今日掲載しているのは、フィンランドのオーロラです。 9月24日にフィンランドに入り、1000km移動してラップランドに行き、 ロバニエミ北西の湖 Raanujärvi Lake での撮影です。 現地25日21時半頃に、少しの間雲が途切れて、 鮮やかなオーロラが現れたそうです。 この頃の太陽風は、速度は平均的な状態でしたが、 磁場が10nTに強まり、南向きの変化が発生して、 AE指数に800nT程度の中規模の変化が起きていました。 26日の宇宙天気ニュースでは、 同じ頃の昭和基地のオーロラの動画を掲載しています。 高坂さんによると、その後は曇ってしまい、 途切れたところからオーロラは見えていたそうです。 時間帯としては、昭和基地の動画のオーロラは、 こちらに対応するようです。 雲越しのオーロラの輝きですが、 手前の木々とともに、立体感を演出しているように感じます。 掲載が遅くなってしまいましたが、 どうもありがとうございます。 現在の太陽風の速度は、 500〜550km/秒の範囲を推移していて、 高速の状態は続いています。 磁場強度も、5nTで安定しています。 磁場の南北成分は、小さく南北に変化しています。 磁気圏の活動もある程度高めていて、 AE指数は、500nT前後の活動が頻繁に発生しています。 27日周期の図の前周期を見ると、 この後、2日くらいで高速太陽風は終わっています。 SDO衛星AIA193のコロナホールの広がり方が 27日前と同様なので、高速風も同様に終わりに向かいそうです。 太陽は、昨日、東端に見えかけていた黒点が姿を現し、 2599黒点群となっています。 2598群とともに、小さい活動は頻繁に起きているようです。
(c) 高坂雄一氏 ![]() フィンランド・ロバニエミ北西の湖 Raanujärvi Lake にて、現地25日21時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 ![]() フィンランド・ロバニエミ北西の湖 Raanujärvi Lake にて、現地25日21時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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