宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/12 01:30 C2.4
8/11 --- ---
8/10 --- ---

黒点  8/12 (NOAA)
磁場 フレア
2571 2 α ---
2574 7 β C2
2575 2 α ---
2576 2 α ---
2577 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:40 594 +1.3
-2 h 581 +3.3
-4 h 602 +0.4
-6 h 605 -2.3
-8 h 588 +0.2
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
8/12 0.4 3x10^4
8/11 0.4 3x10^4
8/10 0.4 1x10^4
8/ 9 0.4 2x10^4
8/ 8 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 8/ 7 10:41 高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2016/ 8/ 8 13:05 太陽でM1.3の中規模フレアが発生しました。
2016/ 8/ 9 15:13 太陽の東端に黒点群が4つ現れています。高速の太陽風は続いています。
2016/ 8/10 12:21 太陽風の速度は、600km/秒に上がっています。
2016/ 8/11 12:03 600km/秒の高速太陽風は続いています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2016/ 8/12 12:06 更新
太陽風は600km/秒の高速状態を保っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島・ダニーデンの中村太一さんより、
現地10日22時(世界時10日10時)に撮影された、
オーロラの写真を2枚と、
一週間ほど遡りますが、
4日に撮影されたオーロラの写真を2枚いただきました。

世界時10日10時頃は、
昨日のニュースのAE指数のグラフでは、
1200nTに達する大きな変化が起きています。
太陽風の速度は650km/秒、磁場は -3nT程度の南向きになっていて、
オーロラの活動に良い条件となっていたようです。

中村さんによると、
観測の初めは、はっきりとは見えていなかったそうですが、
気がつくとオーロラの柱が数本立ち、
みるみるうちに、長くなり、明るくなりして、
立派なオーロラの姿になったそうです。

撮影場所は、ダニーデンのセカンドビーチという、
波の荒い玉砂利の浜だとのことです。
写真の前景としてとても目立っている円錐状の物体は、
背の高さの2倍ほどの大きさの鳥の絵が描いてある
コンクリート製の排水路の出口だそうです
(Google map でどうぞ)。
現地人のマオリ族の言い伝えで、
写真の奥の丘から人が亡くなった後、
魂が来たところへ旅立つところなのだそうです。

後半の2枚は、8月4日、
雪が降っているときに、雲の合間から見たオーロラだそうです。
鹿児島は、猛烈な暑さに包まれている最中で、
ちょっとうらやましくなるような、雪景色のオーロラです。

とても素敵な写真たちを、どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、600km/秒の高速状態が続いています。
磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。

磁場がやや北寄りになっているためか、
磁気圏の活動は少し静かになっていて、
AE指数のグラフは、後半に中規模の山が2つある程度です。

27日周期の図の前周期を見ると、
今日くらいから、太陽風の速度は下がり始めるかもしれません。


太陽は、2574黒点群でC2.4の小規模フレアが起きました。
その他は目立った活動はありません。

新しい黒点には、2577群と番号がついています。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地10日22時6分(世界時10日10時6分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地10日22時6分(世界時10日10時6分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、4日に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、4日に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。