宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:05)
今日、C8.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 8 11:35 C3.3
07:14 C5.6
06:37 C2.0
00:03 C8.5
8/ 7 23:35 M1.3
22:27 C2.4
19:18 C1.6
8/ 6 --- ---

黒点  8/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2571 12 βγ C6
2572 7 β C9
2573 2 β ---
2574 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:48 521 -3.3
-2 h 523 +0.3
-4 h 530 -1.1
-6 h 541 +0.5
-8 h 550 -2.1
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
8/ 8 0.3 3x10^4
8/ 7 0.3 4x10^4
8/ 6 0.4 2x10^4
8/ 5 0.4 1x10^4
8/ 4 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 8/ 3 15:17 太陽風の強まりが到来しました。引き続き速度が高まる可能性があります。
2016/ 8/ 4 13:12 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も活発です。
2016/ 8/ 5 13:07 小型の彗星が太陽に近づいて、消えたようです。高速の太陽風が続いています。
2016/ 8/ 6 12:20 太陽風は650km/秒の高速風になっています。磁気圏も活動的です。
2016/ 8/ 7 10:41 高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2016/ 8/ 8 13:05 更新
太陽でM1.3の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨夜、7日23時半(世界時7日14時半)に、
太陽の南西の端(右下端)で、M1.3の中規模フレアが発生しました。
この領域の急な活動の高まりで、
Mフレアの発生は、7月24日のM1.9以来、
2週間ぶりのことです。

太陽では、続いて8日0時(世界時7日15時)に、
C8.5と大きいCクラスフレアも起きています。
NOAAの報告では、西の端の2572群の発生となっていますが、
GOESの動画では、東端の新しい領域で起きている様にも見えます。
(2572群の最大の瞬間の写真が入っていないのかもしれません)

この、太陽の東端(左端)から、
2573群、2574群と2つの黒点群が現れました。
どの程度の活動度の領域か、しばらく注目して下さい。


太陽風は、ゆっくりと速度が下がって、
520km/秒まで下がっています。
高速風の状態は続いています。

27日周期の図で、前周期の変化を見ると、
7月11日に速度が下がり、12日に再び高まるという推移をしています。
今回も同様の変化が帰ってくるのでしょうか。

磁気圏は、ある程度活動的な状態が続き、
AE指数は、前半は静かになりましたが、
後半は、500〜800nTの中規模の変化が発生しています。

と、ニュースを書いているうちに、
ACE衛星のグラフに最新の値が書き込まれました(右端の短いデータ)。
速度は、460km/秒まで下がっています。
今後の変化に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、
10,000に達する高い状態が続いています。



GOES13のX線カメラによる、太陽の南西端のM1.3フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。