宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/12/28 11:35 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。M2の中規模フレアが起きました。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、 昨日のニュースの後に再び470km/秒に高まり、 やや高速の状態が続いていましたが、 今朝に入って一段下がり、 400km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度(白線)は、昨日の10nTからは少し下がりましたが、 7〜8nTにやや強まった状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、 0nT付近で小さく変化する様になり、 磁気圏の活動も小さくなっています。 AE指数の変化は、小さい山が2つ見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真を見ると、 南半球の高緯度域にコロナホールが大きく広がっています。 このコロナホールは、これから低緯度側に広がっていき、 太陽風に大きく影響するようになります。 太陽の反対側で観測している STEREO Ahead衛星の写真を参考にして、 2日後、4日後のコロナホールの様子を紹介します。 これによると、4日後の1月1日には、 コロナホールの広がりは太陽の中央付近に達しそうです。 そして、この影響は、27日周期の図の12月7〜8日に見られる 高速太陽風の回帰として、1月3〜4日を中心に到来しそうです。 2015年の始まりは、 このコロナホールと高速太陽風の到来になりそうです。 太陽では、昨日の昼、27日11時(世界時27日2時)に、 活動が高まっていた2249黒点群で M2.2の中規模フレアが発生しました。 昨日お知らせした様に、 2249群はそれまでも活発にフレアを起こしていたのですが、 M2フレア以降は、C1.9の小規模フレアを起こしただけで、 静かになっています。
(c) SDO (NASA)、STEREO (NASA)、 ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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