宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:09)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/30 --- ---
9/29 21:17 C2.7
9/28 22:17 M1.2
21:26 C9.3
17:10 C1.5
11:24 C2.1
05:32 C6.4

黒点  9/30 (NOAA)
磁場 フレア
1301 1 α ---
1302 23 βγδ M1
1304 2 β ---
1305 8 βγ C1
1306 1 α ---
1307 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 512 +1.0
-2 h 507 +0.3
-4 h 541 -0.4
-6 h 537 +1.3
-8 h 552 +2.0
-10 h 551 -0.2
-12 h 552 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -17 -47/ 17
-2 h -15 -33/ 4
-4 h -16 -30/ 14
-6 h -17 -20/ 11
-8 h -18 -26/ 10
-10 h -19 -20/ 14
-12 h -23 -24/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^2
9/30 1.1 1x10^3
9/29 4.5 9x10^2
9/28 6.4 1x10^3
9/27 27.7 1x10^3
9/26 35.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/25 11:04 太陽は、X1.9、M7.1など活発なフレア活動を続けています。今後、CMEの影響が地球に到来しそうです。
2011/ 9/26 15:01 太陽ではMクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2011/ 9/27 11:29 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。激しいオーロラの活動が発生し、大きな磁気嵐になっています。
2011/ 9/28 11:44 太陽風の速度は下がり、擾乱は終わりつつあります。フレアも減少しています。
2011/ 9/29 08:05 高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。
最新のニュース

2011/ 9/30 10:09 更新
太陽風は高速状態が続き、オーロラの激しい活動も起きました。

担当 篠原

日本で秋が深まるとともに、
季節が反対の南極では夜が次第に短くなっています。
全天カメラのオーロラ写真では、空が暗いのは5時間になっていました。

昨年までの記録を参考にすると、この撮影も10月15日頃まで、
あと2週間程度です。

今日の1枚目の写真は、残り少ない撮影を楽しみたいと思い、
昨夜(世界時29日23時)の昭和基地のオーロラ動画です。

南極側の空に弱いオーロラがたなびいています。
AE指数では、この時間帯はほとんど変化していませんでした。
やがて空が明るくなり、朝を迎えます。
残りの2週間でどんなオーロラを見ることができるでしょうか。



太陽風の速度は、昨日のニュースの直後に550km/秒へ急に上昇する変化をしました。
太陽で発生していた比較的小規模のCMEによる太陽風の乱れが、
地球までやって来たのではないかと思います。

磁場強度は10〜15nTに強まり、速度も後に600km/秒まで上昇しました。

この影響でオーロラも一時的に活発化し、
AE指数では、1500nTに達する激しい変化が1回、
その後500nT前後の中規模の活動が3回ほど数時間おきに発生しています。

太陽風は、現在も500〜540km/秒と高速の状態です。
磁場強度は3nTほどに下がっているので、速度は次第に低下しそうです。
もうしばらく、小規模のオーロラ活動も期待できそうです。

その後、10月1〜2日頃に、
SDO AIA193の太陽コロナの南半球側にある、
コロナホールの影響がやって来るかもしれません。
また、あまりはっきりしないのですが、
28日に弱いCMEが発生しているかもしれず、その影響も考えられます。


太陽では、29日21時(世界時29日12時)に、
1305黒点群でC2.7の小規模フレアが発生しました。
長時間型の変化をしていて、弱いCMEの噴出が起きているようです。

この後の時間に、SOHO LASCO C2、C3では激しいCMEが観測されていますが、
STEREOによると、これは太陽の反対側の現象です。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、朝を迎える頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ACEによる、3日幅の太陽風の変化。世界時29日1時半に、速度の急な上昇と磁場強度の強まりが発生しています。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。