宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/20 --- ---
7/19 --- ---
7/18 --- ---

黒点  7/20 (NOAA)
磁場 フレア
1250 1 α ---
1251 1 α ---
1254 12 β C1
1256 2 β ---
1257 3 β ---
1258 4 β ---
1259 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:14 590 -1.7
-2 h 597 +2.4
-4 h 619 +1.1
-6 h 602 +0.3
-8 h 612 +0.7
-10 h 597 +1.0
-12 h 546 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
7/20 0.3 4x10^2
7/19 0.4 5x10^2
7/18 0.5 3x10^3
7/17 0.3 3x10^3
7/16 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/15 09:51 高速太陽風が終わり、穏やかな太陽風に変わりつつあります。
2011/ 7/16 13:44 太陽風は低速風になりつつあります。太陽も静かです。
2011/ 7/17 12:26 低速の太陽風が続いています。明日以降、コロナホールの影響がいつ始まるでしょうか。
2011/ 7/18 11:39 太陽風は370km/秒と低速です。コロナホールの影響が近づいています。
2011/ 7/19 11:00 コロナホールの影響が及び始めています。太陽風の速度は450km/秒に上がりました。
最新のニュース

2011/ 7/20 13:23 更新
600km/秒台の高速太陽風が始まりました。オーロラの活動も強まっています。

担当 篠原

いよいよ高速太陽風の本番がやって来ました。
昨日の午後から、太陽風の速度は更に上昇し、
日本時間で20日に入った頃に、600km/秒に達しました。
27日周期の図を見ると、前周期とほぼ同じタイミングの変化です。

その後、半日ほど経って、現在も太陽風の速度は600km/秒付近を保っています。
SDO AIA193を見ると、コロナホールは西半球側に回り込み、
地球へ影響が現れる目安の位置に見えています。

高速風は、このまま3〜4日程度続くと思われます。
27日周期の図の前周期の変化とも比較してみてください。


太陽風速度の上昇を受けて、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。
AE指数のグラフは、後半に入って500〜800nTの中規模の変動が続くようになりました。

しかし、活発にはなったものの特に激しくならないのは、
太陽風磁場の南北成分が、依然 0nT付近で小さく振れているためでしょう。

太陽風磁場の強度は、5nT付近に下がってきています。
今後も南北成分の傾向に変化がなければ、
今回のオーロラ活動はやや地味に進行しそうです。


太陽の活動は、低い状態が続いています。
今日もX線のグラフは、Bクラスの小さな変動が見られる程度です。
見えている黒点の数も減ってきています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。