宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:00)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/19 --- ---
7/18 --- ---
7/17 --- ---

黒点  7/19 (NOAA)
磁場 フレア
1250 2 β ---
1251 3 α ---
1254 15 β C1
1255 5 β ---
1256 4 β ---
1257 12 β ---
1258 5 β ---
1259 1 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 444 +0.9
-2 h 420 -0.1
-4 h 445 +3.4
-6 h 444 +0.7
-8 h 450 -1.1
-10 h 458 -0.7
-12 h 491 +3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -6 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
7/19 0.3 5x10^2
7/18 0.5 3x10^3
7/17 0.3 3x10^3
7/16 0.3 6x10^3
7/15 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/14 11:26 高速の太陽風は終わりに近づいています。次のコロナホールが太陽の東に見えています。
2011/ 7/15 09:51 高速太陽風が終わり、穏やかな太陽風に変わりつつあります。
2011/ 7/16 13:44 太陽風は低速風になりつつあります。太陽も静かです。
2011/ 7/17 12:26 低速の太陽風が続いています。明日以降、コロナホールの影響がいつ始まるでしょうか。
2011/ 7/18 11:39 太陽風は370km/秒と低速です。コロナホールの影響が近づいています。
最新のニュース

2011/ 7/19 11:00 更新
コロナホールの影響が及び始めています。太陽風の速度は450km/秒に上がりました。

担当 篠原

SDO衛星の高解像度写真より、
太陽の北西に現われた1257黒点群の発達の様子を見てみましょう。
17日から18日にかけての動画です(ファイルサイズが大きいです)。

小さな姿で現われた黒点が、ぐんぐん大きくなって行く様子をご覧ください。
半暗部(黒点周囲の薄暗い部分)が広がって行く様子や、
黒点が反時計方向に回って行く様子も見えます。


昨日のニュースの直後、18日12時(世界時18日3時)頃から、
太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は上昇を始め、
2時間後には450km/秒とやや高めの速度になりました。
コロナホールの影響が及び始めた様です。
その後ほぼ一日が経過して、現在も430〜450km/秒と安定した速度を保っています。

一方、磁場強度(白線)も8〜9nTに強まっています。
この後の、大きな速度上昇へつながる変化でしょうか。

SDO衛星のAIA193では、
南半球の大きなコロナホール(写真で暗く穴のように見えている領域)が、
地球への影響開始位置に近づいています。
今後、600km/秒程度に達する高速太陽風が到来すると思われます。
引き続きACEのデータに注目してください。


磁気圏のオーロラ活動は小規模です。
速度は、数値としてはそれほど高まっていませんし、
磁場も強まっていますが、南北成分(赤線)は0nT付近を変化しているだけです。

今後、太陽風の速度が更に高まれば、磁気圏への影響度は大きくなります。
しかし、実際にオーロラ活動につながるには、
磁場が南向きに(赤線がマイナス方向に)振れることが必要です。
ACEのデータでは、この点にも注目してください。


太陽は、黒点はあちこちに現われていますが、フレア活動は低調です。
昨日は、南半球の中央部の1254黒点群で、
C1.0の小規模フレアが発生した程度です。



17〜18日にかけて見られた、1257黒点群の発達の様子。SDO衛星より。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。