宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:51)
今日、C9.7の小規模フレアが発生しました。
また、M9.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/27 07:30 C9.7
04:24 C7.5
02:46 C8.7
02:07 C7.5
10/26 23:07 M1.6
20:57 M2.8
14:58 M9.5
13:01 C3.9
11:13 C4.5
03:53 C3.2
10/25 19:29 C3.5
16:27 M1.1
14:13 C3.5

黒点 10/27 (NOAA)
磁場 フレア
3863 11 β ---
3865 1 α ---
3866 2 β C3
3868 1 α ---
3869 15 βγ C4
3870 5 β ---
3872 10 βγδ M2
3873 5 βγ X2
3874 10 β ---
3875 6 β ---
3876 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 449 +7.9
-2 h 449 -2.5
-4 h 425 +12.9
-6 h 460 -3.5
-8 h 465 +4.6
-10 h 356 +8.7
-12 h 327 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -25 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 25 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 81 1x10^2
10/27 62 4x10^2
10/26 3 2x10^2
10/25 1 2x10^2
10/24 0 1x10^2
10/23 0 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/10/22 12:41 太陽風は更に低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/10/23 12:44 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏活動はやや強まりました。
2024/10/24 12:57 低速の太陽風が続いています。X3.0に達する大規模フレアが発生しました。
2024/10/25 08:37 昨日の大規模フレアはX3.3になりました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2024/10/26 08:11 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2024/10/27 09:51 更新
太陽風磁場の強まりが到来しています。X1.8の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

24日のX3.3フレアによる太陽風の乱れは、
深夜、27日0時半(世界時26日15時半)に
ACE衛星で観測されました。
速度は、300km/秒台と低速の状態から、
400km/秒台後半とやや高まった程度です。
磁場強度は、20〜25nTに強まっています。

磁場の南北成分は、
-10nTに達する強い南向きも発生していますが、
全体として南向きになった時間が短く、
磁気圏への影響は特に大きくはなっていません。
AE指数は、700nTくらいの中規模の変化が発生した程度です。

現在も磁場強度は20nTに強まった状態です。
南北成分は北向きの+10nTですが、
南向きに切り替わって強まると、磁気圏の活動も強まります。
引き続き注目してください。


太陽では、昨日の午後、26日15時(世界時26日6時)に、
南東の端近く(左下)の3873黒点群で、
X1.8の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
24日のX3.3が発生した領域の左横です。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、
CMEは太陽の左下に飛び出していますが、
ガスの広がりは太陽全体を囲む様に見えています。
このため、太陽風の乱れは地球に到来すると考えられます。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
乱れの到来は、明日の昼、
28日12時(世界時28日3時)頃になる可能性があります。
今回も乱れの端の方が地球にやって来ます。
どの程度の変化がやって来るでしょうか。



3873黒点群で発生した、X1.8の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEによる太陽風の乱れは、地球にも到来しそうです。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、28日12時(世界時28日3時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。