宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/10/27 09:51 更新 太陽風磁場の強まりが到来しています。X1.8の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 24日のX3.3フレアによる太陽風の乱れは、 深夜、27日0時半(世界時26日15時半)に ACE衛星で観測されました。 速度は、300km/秒台と低速の状態から、 400km/秒台後半とやや高まった程度です。 磁場強度は、20〜25nTに強まっています。 磁場の南北成分は、 -10nTに達する強い南向きも発生していますが、 全体として南向きになった時間が短く、 磁気圏への影響は特に大きくはなっていません。 AE指数は、700nTくらいの中規模の変化が発生した程度です。 現在も磁場強度は20nTに強まった状態です。 南北成分は北向きの+10nTですが、 南向きに切り替わって強まると、磁気圏の活動も強まります。 引き続き注目してください。 太陽では、昨日の午後、26日15時(世界時26日6時)に、 南東の端近く(左下)の3873黒点群で、 X1.8の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 24日のX3.3が発生した領域の左横です。 このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、 CMEは太陽の左下に飛び出していますが、 ガスの広がりは太陽全体を囲む様に見えています。 このため、太陽風の乱れは地球に到来すると考えられます。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 乱れの到来は、明日の昼、 28日12時(世界時28日3時)頃になる可能性があります。 今回も乱れの端の方が地球にやって来ます。 どの程度の変化がやって来るでしょうか。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEによる太陽風の乱れは、地球にも到来しそうです。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の乱れは、28日12時(世界時28日3時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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