宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:30)
今日、M3.9の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/22 14:15 C5.3
13:15 M1.9
12:49 M3.9
12:30 M1.4
11:45 C5.0
11:01 C8.3
10:16 C6.6
08:22 M3.2
06:47 C5.4
06:06 C3.8
05:06 C4.7
01:19 M1.0
00:36 C3.3
7/21 23:23 C3.4
22:27 C4.5
21:30 C5.8
21:03 C5.4
20:03 C5.8
19:11 C4.1
18:23 C4.0
17:48 C5.3
17:29 M1.5
16:37 C6.0
14:41 C4.3
12:41 M1.4
11:35 C5.8
10:52 C7.4
09:35 C6.6
08:07 C6.0
07:29 C6.9
06:27 C5.7
03:23 M1.5
01:16 C4.2
7/20 22:15 C6.9
17:29 C4.2
16:15 M1.8
14:28 C6.8
13:30 C3.8
09:13 C9.4
07:28 M1.0
02:58 M2.0

黒点  7/22 (NOAA)
磁場 フレア
3744 5 β M3
3745 2 β C9
3747 1 α ---
3751 28 βγδ M2
3754 1 α ---
3755 3 β ---
3756 1 α ---
3757 5 β M1
3759 8 β ---
3760 1 α ---
3761 17 βγ ---
3762 8 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:26 290 -4.2
-2 h 301 -3.9
-4 h 298 -3.9
-6 h 301 -3.4
-8 h 312 -3.4
-10 h 318 -4.0
-12 h 324 -4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
7/22 0.3 1x10^2
7/21 0.3 1x10^2
7/20 0.3 1x10^2
7/19 0.3 1x10^2
7/18 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 7/17 13:06 X1.9の大規模フレアが発生しました。3738黒点群は西の端に達しています。
2024/ 7/18 12:25 太陽風は低速の状態が続いています。M5.0の中規模フレアが発生しました。
2024/ 7/19 11:57 太陽風はより低速になっています。太陽のフレアはやや穏やかになっています。
2024/ 7/20 15:01 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。フィラメント噴出が発生しています。
2024/ 7/21 13:24 太陽風の速度はより低速になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/ 7/22 14:30 更新
フィラメント噴出によりハロー型のCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、速度が320km/秒から300km/秒に下がり、
更に低速になっています。
磁場強度は、2〜3nTとやや弱い状態でしたが、
昨夜、21日23時半(世界時21日14時半)に
5nTに少し強まる変化が発生し、
その後、南北成分が、
-4nTの南向きの状態が続くようになっています。

変化の様子から、弱いCME(コロナ質量放出)の
乱れがやって来たのかもしれません。

磁場の南向きが続いていますが、
速度が下がっているため磁気圏への影響は小さく、
AE指数は300nTの小規模の変化が連続的に発生する程度です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
太陽風は低速の状態が続きそうです。


太陽では、22日1時半(世界時21日16時半)に、
中心部北東(左上)の3757黒点群で、
M1.0の中規模フレアが発生しました。

その時に、フィラメント噴出が発生し、
コロナのガスが飛び出しています。
SDO衛星AIA 304の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の上寄りにハロー型のCME(コロナ質量放出)が
飛び出す様子が見えています。

このため、3〜4日後の25〜26日頃に、
太陽風の乱れがやって来る可能性があります。
磁場の強まりがやって来て、南向きに強まると、
磁気圏の活動も活発になります。
注目して下さい。

そして、今朝、22日8時半(世界時21日23時半)には、
北西の端(左上)の3744群で、
M3.2の中規模フレアが発生し、
昼の22日12時半から13時半
(世界時22日3時半から4時半)にかけて、
南東(左下)の3762群で、
M1.4、M3.9、M1.9と
中規模フレアが3回連続で発生しています。

3762群のフレアをSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
この後も活動は続くでしょうか。




3757黒点群のM1.0フレアの時に発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


上寄りにハロー型のCMEが広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3762群で発生した、M1.4、M3.9、M1.9の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。