宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:08)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 2 --- ---
12/ 1 00:22 C2.3
11/30 11:16 C3.1
10:58 C2.2
10:15 C6.0
08:28 M1.2
07:57 C1.9
02:12 M1.0

黒点 12/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2612 5 β ---
2614 4 β ---
2615 10 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:03 398 -1.7
-2 h 464 -1.2
-4 h 442 -1.8
-6 h 364 +3.0
-8 h 366 +3.1
-10 h 374 +2.8
-12 h 372 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
12/ 2 0.4 2x10^4
12/ 1 0.4 3x10^4
11/30 0.4 4x10^4
11/29 0.4 6x10^4
11/28 0.4 5x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/11/27 13:05 太陽風は650km/秒の高速風が続いています。磁気圏の活動は次第に弱まっています。
2016/11/28 14:10 太陽風の速度は520km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいているようです。
2016/11/29 13:47 高速太陽風は終わりに近づいています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/11/30 13:38 Mクラスのフレアが2回発生しました。Mクラスは4か月ぶりです。
2016/12/ 1 13:49 2615黒点群の活動は弱まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/12/ 2 14:08 更新
太陽風に小さい変化が到来しました。再び、アラスカのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、昨日に続いて、
アラスカ・アンカレッジに近いタルキートナで撮影された
素敵なオーロラの写真をいただきました。

撮影は、現地11月30日4時頃(世界時30日12時)頃です。
午前3時まではほとんどオーロラは現れず、
4時頃になって、赤を伴ったものが撮影できたそうです。

この頃の太陽風は、350km/秒近くと低速で、
磁場強度は、5nT程度ありましたが、
南北成分は0nT付近にあり、
磁気圏の状態はかなり穏やかだったようです。
AE指数も、小さい変化があるかないかというところです。

写真のオーロラも、地平線近くにやっと見えているくらいですが、
デナリの山並みと重なって、とても素敵な風景になっています。

また、1枚目の写真の光の列は、
アラスカ鉄道の鉄橋を走る列車だそうです。
写真の左上に伸びる天の川と重なって、銀河鉄道を思い出しますと
高坂さんのコメントです。

AE指数は小さくても、素敵な光景です。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、昨日より350km/秒付近の低速風が続いていましたが、
今朝、2日9時(世界時2日0時)に、
急に速度が500km/秒近くに上がる変化が到来しています。
その後、400km/秒に下がったり、また上がったりして、
現在は再び400km/秒です。

磁場強度は、5nTと平均的な強さで、
南北成分は、0nTから少しだけ南寄りに振れています。

AE指数は、ほとんど変化が見られず、
磁気圏は静穏です。

太陽風の変化は、一時的な変化に留まりそうです。
基本的には、この後も穏やかに推移しそうです。


太陽は、2614黒点群の上に新しい黒点が出現しています。
X線グラフは、Bクラスの小さい変化がいくらか見られますが、
規模は大きくなる様子は見られません。


放射線帯の高エネルギー電子は、ゆっくりと減少していますが、
2つの衛星とも10,000を超えています。




昨日のオーロラの紹介記事では、
書いている途中で日付を勘違いしてしまったようで、
太陽風の状況について、間違った紹介をしてしまいました。
正しくは、450km/秒と平均的な風に戻り、
磁気圏もだいぶ穏やかになっていた頃の様子です。
申し訳ありません。



アラスカの南のタルキートナで、現地11月30日4時頃に撮影された オーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アラスカの南のタルキートナで、現地11月30日4時頃に撮影された オーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。