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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 9/12 12:32 太陽風は低速ですが、磁場が南向きの状態が続いています。
2016/ 9/13 12:55 太陽風の速度は300km/秒へ下がっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 9/14 13:29 太陽風は270km/秒とかなり低速です。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 9/15 12:48 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動も少し高まっています。
2016/ 9/16 13:21 太陽風は300km/秒の低速風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2016/ 9/17 09:30 更新
太陽風の速度は290km/秒に下がっています。太陽も穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、再び290km/秒へ下がっています。
9月12日くらいから、5日間にわたって、
300km/秒前後の遅い太陽風が続いています。
(27日周期の図の速度のグラフが、下端にくっついています)

太陽風の磁場強度は、5〜7nTで安定しています。
南北成分は、北寄りから、弱い南向きに傾向が変化しています。

このため、AE指数のグラフも、前半は全く変化がありませんが、
後半に入ると、変化が見え始めています。
と言っても、速度は遅く、磁場の変化も小幅なので、
小さい規模に留まっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
南半球のコロナホールが太陽の中央線上に見えています。
速度の高い太陽風が、地球の方向へ噴き出しているところです。
3日後の20日くらいには、太陽風も強まっていそうです。
前周期は550km/秒くらいまで速度が高まっています。


太陽は、2592黒点群の向こうから、
もう一つ新しい黒点が姿を現しています。

Bクラスの小さいフレアが起きた程度で、
太陽は穏やかです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。