宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:50)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/19 02:24 C3.4
9/18 16:02 C6.4
06:08 C3.1
04:26 C7.6
9/17 12:30 C2.6
08:50 C1.8
05:37 C2.0
04:08 C2.1

黒点  9/19 (NOAA)
磁場 フレア
2164 8 β C4
2166 9 β C1
2168 5 β C1
2169 2 β M1
2170 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 354 -5.5
-2 h 357 -6.1
-4 h 355 -5.2
-6 h 356 +0.8
-8 h 371 -5.2
-10 h 366 -0.9
-12 h 366 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -20 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
9/19 0.4 8x10^0
9/18 0.3 8x10^0
9/17 0.4 1x10^1
9/16 0.8 9x10^0
9/15 0.8 8x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/14 15:30 CMEによる太陽風の乱れは弱まりつつあります。磁気圏は穏やかでした。
2014/ 9/15 12:38 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/16 11:26 太陽風が少し強まっています。磁気圏は静穏です。
2014/ 9/17 11:49 太陽風は平均的な状態に戻っています。
2014/ 9/18 12:26 太陽風はやや低速ですが、磁場強度が少し上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 9/19 11:50 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動もやや高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は350km/秒に下がり、低速の風になっています。
一方、昨日から強まり始めた磁場強度は、
8〜9nTの状態から、
今日に入って少し弱まる傾向を見せていますが、
依然、6〜8nTとやや高い値が続いています。

磁場の南北成分は、昨日いっぱいは北向きで、
磁気圏への影響は小さくなっていたのですが、
19日2時(世界時18日17時)頃から南向きに切り替わり、
振れ幅も次第に大きくなって、現在は-7nTに強まっています。

この変化とともに磁気圏の活動度も高まっていて、
AE指数のグラフは、前半は全く変化していませんが、
後半から変化が現れ始めて、
500〜600nTの中規模の活動が発生しています。

この最初の高まりの頃の、
南極・昭和基地のオーロラを動画で紹介します。
初めは写真の上端(高緯度側)に見えていたオーロラが、
次第に空の中央に進み、大きな活動を起こしています。
AE指数のグラフの、
世界時19時から21時にかけての変化に対応しています。

現在も太陽風磁場の南向きは強まったままなので、
磁気圏活動の高まりがしばらく続くかもしれません。


太陽では、東側の2169黒点群の活動が、
昨日の午後から高まっています。
18日16時(世界時18日7時)にC6.4と
大きめのCクラスフレアを起こし、
続いて、18日17時半(世界時18日8時半)には、
M1.2の中規模フレアを起こしています。

このM1.2フレアの発生は、
NOAAの記録を見るまで気付かなかったのですが、
GOES衛星のX線グラフを見ると、
ちょうどこの時間にグラフが途切れています。
このため、Mフレアの発生に気付かなかったのです。

2169群は、その後にC3.4のフレアも起こしています。
引き続き注目して下さい。

太陽の東端からは、
もう一つ新しい黒点群が顔を出しています。



南極の昭和基地で、世界時18日19〜20時に観測されたオーロラ。空は次第に曇って行きます。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。