宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:47)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M9.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/14 12:03 C4.1
04:03 M1.3
3/13 07:29 M9.3
02:16 C4.8
3/12 19:45 M2.5
16:19 C7.2
06:39 C6.9
04:15 C8.0
01:19 C9.7
00:18 C4.8

黒点  3/14 (NOAA)
磁場 フレア
1996 3 βγ M9
1998 6 β ---
1999 3 β ---
2000 5 β ---
2002 26 βγδ M1
2003 16 βγ C2
2005 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 517 +2.4
-2 h 483 +2.7
-4 h 465 +3.7
-6 h 483 +3.7
-8 h 404 +1.0
-10 h 393 +4.6
-12 h 396 +7.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
3/14 0.4 4x10^0
3/13 0.3 1x10^2
3/12 0.3 8x10^1
3/11 0.3 9x10^1
3/10 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/ 9 13:29 太陽風は次第に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2014/ 3/10 15:01 太陽でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 3/11 13:04 Mクラスを含むフレアの発生が活発に続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2014/ 3/12 12:27 太陽のフレアの発生は続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/13 12:31 M9.3と大きい中規模フレアが発生しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 3/14 12:47 更新
太陽のフレアは少なくなっています。太陽風は高速風に変わりました。

担当 篠原

活発にフレアを起こしていた1996黒点群が、
太陽の西に没していきました。
その最後に、M1.2の中規模フレアを、
今朝、14日4時(世界時13日19時)に起こしています。

その様子を含めて、太陽のフレア活動を
GOES衛星のX線カメラの動画で紹介します。
右上の端の明るい領域が1996黒点群です。
その隣の2003黒点群でも小さい変動がいくつか起きています。

1996群が見えなくなったので、
フレアの発生は少なくなりそうです。


太陽風の速度は、昨日から今日にかけて、
350km/秒から400km/秒へと少し上がっていたのですが、
今朝、14日5時(世界時13日20時)頃から本格的に高まって、
現在は、500〜550km/秒と高速風に変わっています。

太陽の南半球の高緯度側に広がっていたコロナホールの影響が、
及ぶようになったのかもしれません。

磁場強度は、5nTと10nTの間を変化していて、
現在は8nTとやや強まっています。

オーロラの活動度を示すAE指数は、
グラフの前半に小さい変化が見られますが、
太陽風の速度が上がってきた後半は静かになっています。
太陽風磁場の南北成分が北寄りに変わってきたためでしょう。


太陽風の高まりは、27日前の前周期には見られませんでした。
(1日ほど後に、CMEに関係した変化は来ていますが)
このため、今後どのように推移するのか注目して下さい。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールの広くなった領域が、西半球に進んでいます。
このまま、この領域の影響に繋がっていくのかもしれません。



GOES-15衛星のX線カメラによる太陽の西端のフレア活動。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。