宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 6/21 11:54 更新 高速太陽風が到来しました。現在は500km/秒ですが更に高まるかもしれません。 担当 篠原 高速の太陽風が到来しました。 昨日は280km/秒まで下がっていた太陽風の速度は、 昨夜のうちに350km/秒に少し上がり、 未明の21日3時半(世界時20日18時半)頃から更に上昇を始めて、 500km/秒と高速の状態に達しています。 太陽風の磁場強度は、10nT前後に強まった状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールの中心部は、まだ太陽の中心線に到達したくらいです。 従って、高速風領域はまだ序盤で、 前周期の変化の様にこれから更に高い速度の太陽風が やって来る可能性があります。 この後も太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、0nTをはさんで北や南に振れています。 速度が上がってきていることもあって、磁気圏の活動は強まる傾向にあり、 AE指数のグラフは、500nTを超える変化を観測しています。 太陽風の乱れが続きそうなことから、 磁気圏活動もしばらく活発な状況が続きそうです。 太陽では、C1のフレアが3回と、 ちょうど今、C2.9に達するフレアが発生しています。 しかし、特に活動が高まっている様子ではありません。 1週間ほど前に太陽の東端から次々と現れた黒点群の集団は、 太陽の西半球側に入っています。 可視光による拡大写真を掲載しますが、 右上の1776黒点群や、右下の1772群は形の変化が目立ち、 左下の1775群は大きな姿を保っています。 今日は太陽の高度が最も高くなる夏至です。 しかし、鹿児島は台風(既に低気圧に変わったそうです) の接近により天気が悪く、太陽を見ることができません。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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