宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 8 --- ---
10/ 7 --- ---
10/ 6 --- ---

黒点 10/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1582 1 α ---
1585 5 β ---
1586 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 318 -5.5
-2 h 328 -5.0
-4 h 325 -4.9
-6 h 338 -6.4
-8 h 329 -3.5
-10 h 334 +3.5
-12 h 329 +7.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -24 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.4 1x10^2
10/ 6 0.4 5x10^1
10/ 5 0.4 3x10^1
10/ 4 0.3 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/ 3 12:24 太陽風は300km/秒台前半と低速です。太陽も静かです。
2012/10/ 4 10:30 太陽風は低速で穏やかです。太陽も静かです。黒点数のグラフを掲載します。
2012/10/ 5 11:27 太陽風はとても遅くなっています。アラスカのオーロラ写真をどうぞ。
2012/10/ 6 14:32 太陽でCMEが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが発生しています。
2012/10/ 7 15:27 太陽風は低速です。明日以降、太陽風に乱れが発生しそうです。
最新のニュース

2012/10/ 8 10:47 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風磁場が南向きに振れています。

担当 篠原

昨日の夕方頃、太陽の南西部でフィラメントの噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
大きなプラズマのかたまりが、ゆっくりと持ち上げられ、
噴き上がって行きます。

その後の様子は、SOHO衛星LASCO C3で見ることができます。
太陽の右下方向を中心に、白いガスが広がって行きます。
この噴出は、地球方向にも向かっている様です。
その場合、3〜4日後の10月10〜11日頃に影響がやって来そうです。

太陽は、黒点群が3つ見えていますが、
どれも活動度は低く、穏やかです。

X線のグラフでは、後半にC1に達する変化が2回発生しています。
これらは、太陽の北東の端で起きている現象です。
この向こう側に活動的な領域がある様です。
今後の出現に注目してください。


太陽風は、320km/秒前後の遅い風が続いていますが、
昨夜、7日19時(世界時7日10時)頃から、磁場強度が9nTくらいに強まり、
今日の未明、8日2時(世界時7日17時)頃からは、
磁場の南北成分が-6nTの南向きに振れ続けています。

この影響で、磁気圏の活動もやや高まっているようで、
AE指数は500nTほどに振れています。

この磁場の変化を5日のCMEの影響と考えると、
2日半程度で地球へやって来たことになり、早すぎる印象です。
たまたま発生している南向きの変化かもしれません。

そうすると、この後に磁場強度の強まりなどの変化が、
更にやって来ることになるでしょう。

また、コロナホールによる、高速太陽風の到来も予想されます。
今日から明日にかけて、
太陽風の変化やオーロラ活動の強まりに注目してください。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の南西で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、フィラメント噴出によって発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。