宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (21:17)
今日、M2.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 7 14:48 M2.4
6/ 6 --- ---
6/ 5 --- ---

黒点  6/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1226 8 β M3
1227 1 α ---
1228 4 β ---
1232 3 β ---
1233 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
21:06 402 +0.1
-2 h 406 -0.9
-4 h 397 -0.3
-6 h 400 -0.4
-8 h 399 -0.4
-10 h 410 -1.5
-12 h 409 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
19:59 -18 -3/ 5
-2 h -19 -9/ 9
-4 h -20 -19/ 8
-6 h -21 -18/ 7
-8 h -22 -17/ 4
-10 h -22 -16/ 9
-12 h -23 -4/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 88 2x10^2
6/ 7 53 4x10^2
6/ 6 5 4x10^2
6/ 5 4 2x10^4
6/ 4 0 1x10^4
6/ 3 0 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/ 3 11:55 太陽風の速度がは400km/秒に下がりました。再び高速風が到来する可能性があります。
2011/ 6/ 4 14:36 太陽風は低速になっています。明日以降、CMEによる太陽風の乱れが始まりそうです。
2011/ 6/ 5 11:01 太陽風の乱れが到来しました。強い磁場の変化を受けて、オーロラ活動が強まっています。
2011/ 6/ 6 11:51 CMEによる太陽風の乱れは終息に近づいています。太陽ではフィラメントの噴出が発生しています。
2011/ 6/ 7 10:42 太陽風は平均的な速度になり、磁気圏活動も穏やかです。
最新のニュース

2011/ 6/ 7 21:17 更新
M2.5の中規模フレアが発生し、CMEが激しく噴出しています。

担当 篠原

7日15時(世界時7日6時)に、太陽の南西にある1226黒点群で、
M2.5の中規模フレアが発生しました。
フレアとしては、特に大きな現象ではないのですが、
たいへん華々しくCME(太陽ガスの放出現象)を起こしています。
その様子を速報として紹介します。

ガスが噴き上がる様子は、
SDO衛星のAIA193とAIA304の両方で良く写っています。

AIA193の拡大写真を見ると、
ダークフィラメントの様な暗いプラズマの橋が
フレアが発生する明るい領域をまたいでいます。
ちょうどそこでフレアが発生したので、
この様な豪快なCMEになったのでしょうか。
(この文章は、私の個人的な感想です。
この現象の正確な分析は、太陽研究者の見解を参照してください)


SDO衛星に続いて、SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラでも、
激しいCMEの様子が撮影されています。
残念なことに、ちょうどデータが途切れていて、
太陽から噴きだした頃の写真はありませんでした。


太陽の可視光写真も見て下さい。
1226黒点群は、かすれて消えてしまいそうな姿でしかありません。


この現象に伴って、太陽放射線も増加しています。
既に10の線を超えていて、警戒レベルに達しています。



SDO衛星のAIA193カメラによる、M2.5のフレアの様子。フレアの後にコロナのガスが噴出する様子が見えている。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA304カメラによる、M2.5のフレアの様子。コロナのガスが激しく噴き上がっている。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。