宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 4/15 09:46 更新 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静穏です。太陽ではCクラスのフレアが続いています。 担当 篠原 カナダのイエローナイフにお住いの大塚氏より、 4月11日の夜に撮影されたオーロラの美しい写真が送られてきました。 ため息の出るような素晴らしいオーロラです。 イエローナイフもオーロラ観望では有名なところです。 今年はオーロラの活動もかなり復活したので、 ずいぶん素晴らしい光景が見られたのではないでしょうか。 どうもありがとうございます。 太陽風の速度はゆっくりと低下しています。 今朝はほぼ400km/秒に下がり、太陽風は平均的な速度に戻りました。 27日周期の図を見ると、比較的短期間だった今回の高速風の山を見ることができます。 磁場強度も、4nTと少し弱めで安定しています。 磁気圏のオーロラ活動も概ね静穏です。 オーロラ帯でオーロラが発生する時に強まる地上の磁場変化を調べている AE指数のグラフは、ほとんど変化していません。 ADO衛星のAIA193によると、 今日の太陽コロナには、南極寄りの高緯度域に濃いコロナホールが見えています。 低緯度側に伸びている部分は、明日くらいに太陽の中心線に達しそうです。 今回のコロナホールも緯度の高い領域にあるので、 地球にどの程度影響があるのか、予想しずらい印象です。 やって来るとすると、4〜5日後くらいでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、目立った変化をしていません。 1000程度で安定しています。 太陽では、Cクラスの小規模のフレアが小刻みに発生しています。 東端の1193黒点群で、C2.0、C4.9など、 中央の1190黒点群で、C2.3、C2.4などが発生しています。 小規模のものばかりですが、活発に発生しているので、 Mクラスのフレアにも注意が必要でしょう。 イエローナイフの大塚氏より、4月11日の夜の素晴らしいオーロラの写真が送られてきました。 (c) YOSHI OTSUKA ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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