宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:52)
今日、M6.8の中規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/12 15:13 C5.6
14:09 M1.3
13:35 M1.3
12:28 C7.6
11:37 C7.6
11:13 C8.7
09:24 M1.4
08:33 M1.2
07:08 M5.8
04:24 M1.0
02:53 M6.8
00:58 M1.1
7/11 23:22 M2.0
22:21 C7.6
21:52 C6.5
20:15 C4.5
18:19 C4.8
17:30 C4.6
15:48 C5.1
14:00 C6.7
12:58 C5.6
11:33 C3.8
11:09 C8.0
10:20 C3.8
07:06 M1.4
04:18 C5.3
03:23 C4.0
7/10 19:14 C3.0
18:10 C3.1
15:13 C4.1
13:58 C4.1
12:33 M2.3
10:54 C9.3
09:28 C4.4
08:33 C6.6
08:11 C6.9
03:07 C3.7

黒点  7/12 (NOAA)
磁場 フレア
3360 5 β ---
3361 20 βγ M1
3362 1 α ---
3363 21 β C5
3364 1 α ---
3366 7 β M2
3367 22 βγ C4
3368 14 β M7
3369 4 β ---
3370 8 β ---
3371 1 α ---
3372 3 α M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:44 311 -3.0
-2 h 315 -1.7
-4 h 327 -1.0
-6 h 333 -1.8
-8 h 330 -1.0
-10 h 332 -0.8
-12 h 334 -1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
16:30 6 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 17 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
7/12 0.3 2x10^3
7/11 1.2 1x10^3
7/10 0.6 1x10^3
7/ 9 0.3 2x10^3
7/ 8 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 7 14:25 太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動もやや強まっています。
2023/ 7/ 8 13:59 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2023/ 7/ 9 13:08 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/10 14:15 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2023/ 7/11 13:19 CMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。
最新のニュース

2023/ 7/12 16:52 更新
太陽でMクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨夜遅くから、太陽の北東の端(左上)の
3372黒点群の活動が強まり、
今朝にかけて、M2.0、M1.1、M6.8、M1.0、M5.8と、
中規模フレアが連続して発生しました。

SDIO衛星AIA131の動画を掲載します。
途中、特に明るく光っているのが、
M6.8とM5.8のフレアです。

この他にも、南西(右下)の3368群でM1.2、
3366群でM1.4、
北西(右上)の3361群でM1.3の
中規模フレアが発生しています。

しばらく静かだった太陽が、活気づいています。

また、今朝、12日4時(世界時11日19時)頃に、
太陽の南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

やや見にくいですが、薄暗いガスが持ち上がり、
やがて太陽の外へ飛び出しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の下側に向かって大きく広がる
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
噴出が発生した位置や、ガスの広がりの様子から、
太陽風の乱れは地球に到来しそうです。

地球まで3日くらいかかると考えると、
15日頃でしょうか。
昨日紹介したCMEとともに、
今後の太陽風の変化に注目してください。


太陽風は、320km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから9nTに強まって、
現在も7nTと変化が少し残っています。

磁場の南北成分は、南寄りの変化が続いていますが、
速度が下がっているので、影響は限定的で、
AE指数は小規模の変化が度々発生している程度です。



3372黒点群で発生したMクラスの中規模フレアたち。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南東側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南側に広がるCME。太陽風の乱れが到来する可能性があります。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。