宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:19)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/11 12:58 C5.6
11:33 C3.8
11:09 C8.0
10:20 C3.8
07:06 M1.4
04:18 C5.3
03:23 C4.0
7/10 19:14 C3.0
18:10 C3.1
15:13 C4.1
13:58 C4.1
12:33 M2.3
10:54 C9.3
09:28 C4.4
08:33 C6.6
08:11 C6.9
03:07 C3.7
7/ 9 22:45 C4.2
20:03 C4.1
08:39 C5.7
06:14 C2.3

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
3359 3 β C4
3360 7 β ---
3361 12 βγδ C9
3362 2 α ---
3363 7 β C3
3364 1 α ---
3366 6 β M2
3367 13 βγ C4
3368 9 β C7
3369 7 β ---
3370 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 320 -4.7
-2 h 332 -3.3
-4 h 325 -1.0
-6 h 329 -1.0
-8 h 330 +1.3
-10 h 334 -1.1
-12 h 331 +3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 14 -/ -
-2 h 14 -/ -
-4 h 13 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 13 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 8x10^2
7/11 1.2 1x10^3
7/10 0.6 1x10^3
7/ 9 0.3 2x10^3
7/ 8 0.3 2x10^3
7/ 7 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/ 6 12:20 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/ 7 14:25 太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動もやや強まっています。
2023/ 7/ 8 13:59 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2023/ 7/ 9 13:08 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/10 14:15 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
最新のニュース

2023/ 7/11 13:19 更新
CMEが発生しています。太陽風はより低速になっています。

担当 篠原

昨日紹介したM2.3の中規模フレアに伴って、
太陽の右下に向かって広がる
CME(コロナ質量放出)が発生しています。

1枚目にSOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
青い写真のC3では右下だけでなく、
より広い範囲に広がる淡いガスが見えています。
この噴出による太陽風の乱れが、
13日頃にやって来るかもしれません。
太陽風の変化に注目して下さい。

GOES衛星SUVI 304でM2.3フレアを見ると、
コロナが飛び出す様子がよく分かります。

太陽では、その後、10日21時(世界時10日12時)と
11日3時(世界時10日18時)に、
太陽の右下と右上に向かってCMEが発生しています。

GOES衛星SUVI 304を見ると、
どちらも太陽の向こう側で発生した現象です。
地球への影響はありません。

フレアは、南西の3366黒点群付近で
M1.4の中規模フレアや、
Cクラスのフレアがいくつも発生しています。

また、北東の端(左上)の向こう側に活動的な領域がある様で、
フレアによる変化が見え始めています。
どの様な領域が現れるか注目してください。


太陽風は、速度が350km/秒から320km/秒へ少し下がり、
より低速になっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
南寄りから、北寄り、南寄りと変化していますが、
速度が下がっているので磁気圏は穏やかで、
AE指数は、小さい変化が起きている程度です。



太陽の右下へ広がるCME。太陽風の変化が到来しそうです。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日紹介したM2.3フレアの様子。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


右下と右上へ広がるCME。向こう側の現象です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西の端のすぐ向こう側で発生した噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西側の向こう側で発生した噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。