宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/12 --- ---
8/11 --- ---
8/10 --- ---

黒点  8/12 (NOAA)
磁場 フレア
3071 1 α ---
3074 1 α ---
3076 1 β C1
3077 4 β C1
3078 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:34 572 +6.4
-2 h 549 -1.6
-4 h 540 -1.3
-6 h 550 -4.9
-8 h 554 -5.3
-10 h 545 -1.8
-12 h 561 -4.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -27 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -37 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^4
8/12 0.5 3x10^4
8/11 0.5 2x10^4
8/10 0.5 2x10^4
8/ 9 0.6 1x10^4
8/ 8 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 7 14:19 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2022/ 8/ 8 12:36 太陽コロナの立体視画像を作りました。太陽風は高速になっています。
2022/ 8/ 9 12:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動の高まりは落ち着きそうです。
2022/ 8/10 12:52 高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。太陽立体視画像その2をどうぞ。
2022/ 8/11 10:06 太陽風は高速の状態が続いています。
最新のニュース

2022/ 8/12 10:47 更新
550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風の速度は、550km/秒前後で推移していて、
高速の状態が続いています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態でしたが、
昨夜くらいからゆっくりと上昇して、
10nTまで強まっています。

磁場の南北成分は、昨夜から今朝にかけて、
-5nT程度の南向きの変化が続きました。
このため、磁気圏の活動が強まって、
AE指数は、1000nT前後の活発な変化が半日ほど続いています。

太陽風のグラフの最後では、
磁場の南北成分は0nT付近に戻っています。
このため、磁気圏の活動はこの後落ち着きそうです。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に近付き、
太陽の中心付近は、ぼんやりと光っています。
高速風は終わりに向かいそうですが、どう推移するでしょうか。

また、SDO衛星AIA193では、
東端近く(左側)に縦に伸びるコロナホールが見えています。
27日周期の図の前周期(7月16日)の太陽コロナ写真を見ると、
同じような場所にコロナホールが見えています。
この領域は7月19日頃に太陽の中心に達し、
22日から太陽風の速度が高まっています。
今回も同じような変化が見られるかもしれません。


太陽は、昨日、11日15時と15時半(世界時11日6時と6時半)に、
南西(右下)の3077黒点群で、C1.1、C1.2の小規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
このところ太陽が穏やかになっているため、
フレアの動画を掲載するのは8月1日以来です。


放射線帯の高エネルギー電子は、さらに増加しています。
青線のGOES17 (9日の記事は、17の誤りでした) に続いて、
赤線のGOES16も1万に達しています。




3077黒点群で発生した、C1.1、C1.2の小規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。