宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:13)
今日、M5.3の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 4 09:13 M5.3
06:00 C2.4
5/ 3 22:17 X1.1
20:52 C1.6
16:36 M1.3
13:31 C2.8
10:31 C6.3
03:58 C3.2
5/ 2 07:05 C2.5

黒点  5/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2999 1 α ---
3001 1 α ---
3004 21 β X1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 402 -2.7
-2 h 407 -3.0
-4 h 400 -2.5
-6 h 386 -2.0
-8 h 405 -0.9
-10 h 418 -0.5
-12 h 418 -1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -11 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^3
5/ 4 0.6 4x10^3
5/ 3 0.6 3x10^3
5/ 2 0.7 5x10^3
5/ 1 1.2 2x10^3
4/30 4.2 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/29 13:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2022/ 4/30 10:31 太陽でM1.2の中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 5/ 1 11:08 太陽の西の端でX1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速です。
2022/ 5/ 2 13:10 太陽風はやや高速になっています。磁気圏も穏やかです。
2022/ 5/ 3 09:52 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏は穏やかです。黒点が増えています。
最新のニュース

2022/ 5/ 4 10:13 更新
X1.1の大規模フレアが発生しました。活動領域は太陽のこちら側に現れています。

担当 篠原

太陽の南東の端(左下)の領域の活動度が高まり、
昨日のニュースで紹介したC3.2のフレアの後、
3日10時半(世界時3日1時半)にC6.2の小規模フレア、
3日16時半(世界時3日7時半)にM1.3の中規模フレア、
そして、3日22時(世界時3日13時)にX1.1の大規模フレアが発生して、
今朝、4日9時(世界時4日0時)にもM5.3の中規模フレアが発生しています。

Xクラスのフレアは4月30日のX1.1以来で、3日ぶりです。

X1.1とM5.3のフレアの様子を、
GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。
これを見ると、X1.1のフレアは太陽の端ぎりぎりで起きていますが、
M5.3はもうこちら側に現れて発生している様です。

X線グラフを見ると、フレアの規模が
次第に大きくなっている様に見えますが、
X1.1までは太陽の向こう側にあったので、
実際の規模はこの様な推移ではなかった可能性があります。

SDO衛星の可視光写真では、南東の端に黒点が現れています。
もうしばらく待つと、領域の全体が見える様になります。
この後のフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、速度が440km/秒から400km/秒へ少し下がっています。
磁場強度は、4nT前後で安定してます。
太陽風は平均的な状態です。

磁場の南北成分は、-2nT程度の弱い南寄りが続いています。
磁気圏の活動は少し強まって、
AE指数では200〜500nTの小規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは見られず、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。

一方、太陽の活動的な領域がこちら側に回ってきたことから、
今後の活動でCME(コロナ質量放出)が発生した時には、
地球へも影響が及ぶ可能性があります。
黒点が太陽の中心に近づくほど注意が必要です。




太陽の南東の端で発生したX1.1の大規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東の端で発生したM5.3の中規模フレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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