宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:16)
今日、M2.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/10 00:50 M2.0
11/ 9 --- ---
11/ 8 16:30 C1.2

黒点 11/10 (NOAA)
磁場 フレア
2893 1 α ---
2894 2 α ---
2895 7 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 423 +0.6
-2 h 411 +2.6
-4 h 397 +2.2
-6 h 393 -4.5
-8 h 375 +1.7
-10 h 371 -2.1
-12 h 365 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -32 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.2 7x10^2
11/10 2.6 8x10^3
11/ 9 0.7 9x10^3
11/ 8 0.7 4x10^3
11/ 7 0.6 1x10^4
11/ 6 0.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/ 5 13:31 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。
2021/11/ 6 12:59 太陽風の速度が600km/秒台に高まっています。
2021/11/ 7 14:07 太陽風は高速の状態が続いています。
2021/11/ 8 12:59 太陽風は平均的な速度に戻りました。磁気圏は穏やかです。
2021/11/ 9 13:46 太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2021/11/10 14:16 更新
M2.0の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今日未明、10日1時(世界時9日16時)に、
太陽の北西の端(右上)の向こう側で、
M2.0の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131、193の動画を掲載します。

2日前くらいに沈んで行った2891黒点群の領域で
発生したのではないでしょうか。
本当の規模はM2.0よりも大きかった可能性があります。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽の右に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。

太陽のこちら側は、
南西の端の小さい黒点に加えて、
北西の端近くにも小さい黒点が現れています。

他の3つの黒点群と合わせて、特に活動はありません。


太陽風は、
昨夜にかけて速度が350km/秒に下がって低速になりましたが、
今日に入ると上昇して、
現在は420km/秒と平均的な状態です。

磁場強度も、4nTに下がって5nTに戻るという
小さい変化をしています。

磁場の南北成分は、今日に入る頃から南北に変化するようになって、
AE指数に小規模の変化が見られる様になっています。

SDO衛星AIA193では、目立つ程のコロナホールはなく、
太陽風は穏やかな状態が続きそうですが、どうなるでしょうか。






太陽の北西端の向こう側で発生したM2.0のフレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M2.0のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。