宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:14)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 07:31 C2.3
10/10 07:46 C2.0
10/ 9 15:22 M1.6
04:21 C2.7

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
2882 4 β M2
2883 2 β ---
2884 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 368 -3.1
-2 h 348 -4.3
-4 h 325 -1.4
-6 h 327 +6.8
-8 h 329 -7.7
-10 h 309 +0.2
-12 h 306 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 2x10^1
10/11 1.3 2x10^2
10/10 1.6 1x10^2
10/ 9 0.8 2x10^2
10/ 8 0.7 2x10^2
10/ 7 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/ 6 13:07 太陽風は低速で、磁気圏は概ね静穏です。
2021/10/ 7 13:14 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動が強まりました。
2021/10/ 8 12:22 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/10/ 9 13:24 太陽風は更に低速になり、磁気圏は穏やかです。9月の黒点相対数は 51.5 でした。
2021/10/10 13:09 M1.6の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、乱れが地球に向かっています。
最新のニュース

2021/10/11 13:14 更新
太陽風磁場の南向きの変化が続き、磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

太陽風の磁場強度は、
7〜10nTとやや強まった状態が続いています。
速度は、300km/秒からゆっくりと上昇して、
現在も低速ですが、370km/秒くらいになっています。

昨夜から、磁場の南北成分が南向きに大きく振れるようになり、
-8nT前後の変化が続いています。
このため、磁気圏の活動もある程度高まって、
AE指数では、500〜900nTの中規模の変化が
半日ほど続いています。

太陽風の速度が少し上がってきたので、
今後は、変化の規模も少し大きくなるかもしれません。
引き続き注目してください。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールはさらに西に進み、
影響が及び始める目安の位置に近付いています。

一方、9日に発生したCMEの影響も近付いていて、
NOAAの太陽風の予報では、
今夜、11日21時(世界時11日12時)くらいに
乱れは地球に到達するとのことで、
これから明日にかけて、
太陽風の変化とその後の磁気圏の乱れに注目してください。


太陽では、今朝、11日7時半(世界時10日22時半)に、
北西の端の向こう側(右上)でC2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽の向こう側の現象なので、
本当の規模はこれより大きかった可能性があります。
昨日紹介したCMEと同じ領域の様で、
STEREO Ahead衛星COR2によると、
今回もCMEが飛び出している様です。
地球に対して横向きなので、影響はありません。

太陽のこちら側では、北西(右上)に2883群、
南西(右下)に2884群と黒点群が3か所に見えています。




STEREO Ahead衛星COR2によるC2.3フレアに伴うCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。