宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:56)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 6 03:37 C1.7
7/ 5 02:59 C1.7
7/ 4 14:01 M1.5
12:28 C2.1
10:35 C2.0
01:52 M1.0

黒点  7/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2835 7 β C2
2837 1 α ---
2839 5 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 328 -0.3
-2 h 314 -1.5
-4 h 329 -2.2
-6 h 328 -5.3
-8 h 331 -6.6
-10 h 337 -7.3
-12 h 335 -7.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
7/ 6 0.7 3x10^2
7/ 5 0.7 2x10^2
7/ 4 0.9 2x10^2
7/ 3 0.7 2x10^2
7/ 2 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/ 1 10:04 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2021/ 7/ 2 11:43 高速風の速度は少し下がっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 7/ 3 13:26 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は再び高まっています。
2021/ 7/ 4 11:29 X1.5の大規模フレアが発生しました。
2021/ 7/ 5 12:07 太陽は穏やかになっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 7/ 6 13:56 更新
太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来しています。

担当 篠原

太陽の西に沈んだ2838黒点群では活動が続いている様で、
SDO衛星AIA193を見ていると、
太陽の西の端のコロナに動きが発生しています。
今朝、6日9時(世界時6日0時)には少し大きな活動が起きた様で、
X線グラフにはBクラスの変化が記録され、
CME(コロナ質量放出)も発生した様です。

太陽のこちら側では、
南西(右下)の2835黒点群と、
その右下の2836群があった領域で、
C1台の小規模フレアが2回発生しています。

また、2837群の右上に小さい黒点が現れています。


太陽風は、340km/秒から330km/秒へ速度が少し下がり、
低速の状態が続いています。
磁場強度は、昨日のニュースの後から夜にかけて8nTへやや強まり、
今朝になると少し下がって、現在は5nTと平均的な状態です。

全体として磁場の強まりが到来した様で、
6月30日のニュースでお知らせした、
太陽の中心部で29日に発生したBクラスのフレアに伴って噴出した
CMEによる影響かもしれません。

太陽風磁場の南北成分を見ると、
初め北向きに強まってやがて南向きに切り替わる
ゆっくりとした変化が到来しています。
この影響で磁気圏の活動も高まり、
AE指数は500〜700nTの中規模の変化が半日にわたって続いています。

太陽風磁場の強まりは通り過ぎた様なので、
この後は穏やかな状態になりそうです。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南東(左下)にコロナホールが見え始めています。
STEREO Ahead衛星によると、大きく広がった領域の様です。
注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。