宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、C1.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 3 08:41 C1.2
3/ 2 --- ---
3/ 1 --- ---

黒点  3/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2806 4 β ---
2807 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:55 649 -4.4
-2 h 642 -1.6
-4 h 626 -0.4
-6 h 634 -3.7
-8 h 612 -1.4
-10 h 591 +0.0
-12 h 552 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -46 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
3/ 3 0.7 6x10^2
3/ 2 0.7 2x10^2
3/ 1 0.7 3x10^3
2/28 0.7 3x10^3
2/27 0.7 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/26 14:03 太陽風は平均的な速度に戻りました。
2021/ 2/27 09:44 B9.5の小さいフレアとCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 2/28 09:53 C2.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2021/ 3/ 1 12:47 太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏活動が強まりそうです。C3.9の小規模フレアが発生しました。
2021/ 3/ 2 13:50 太陽風は一時的に高速風になり、磁気圏の活動も活発になりました。
最新のニュース

2021/ 3/ 3 12:01 更新
太陽風は650km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度は次第に上昇して、
2日17時(世界時2日8時)に500km/秒を超えて高速風になり、
今日未明には600km/秒台に達しました。
現在は650km/秒前後で推移しています。
コロナホールの影響は、こちらが本番の様です。

太陽風の磁場強度は、
昨夜には10nT程度に強まりましたが、
今日に入ると7nTに下がって、
現在は6nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、
-5nT程度の南向きが度々発生しています。
速度の高まりと重なって、磁気圏の活動は強まり、
AE指数は500〜1200nTの活発な変化が続いています。
極域では素晴らしいオーロラが
観測されているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
現在の高速太陽風に関係すると思われるコロナホールは、
南西の端(右下)に近づいています。
横方向の広がりは小さかったので、
影響はあまり長く続かないように思います。

一方、太陽の中心部には次のコロナホールが見えていて、
この影響が明後日くらいから始まりそうです。
現在の変化と繋がって、
高速風が長く続くことになるかもしれません。


太陽では、昨日見えていた南半球の黒点に
2806群と番号が付けられ、
新しく南東(左下)にも黒点が現れて、2807群となっています。

2807群では小さい活動が続いていて、
C1の小規模フレアも発生しています。
今後、更に発達するでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。