宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
昨日、C6.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/18 --- ---
10/17 00:53 C4.5
00:03 C6.3
10/16 23:26 C3.8
15:45 C2.9
12:22 C1.9
10:33 C1.8
05:34 C3.9
01:10 C2.3

黒点 10/18 (NOAA)
磁場 フレア
1312 1 α ---
1313 2 β ---
1314 1 β ---
1316 6 β C2
1317 1 α C1
1318 2 β ---
1319 32 βγ C6
1321 3 β ---
1322 3 β ---
1323 2 α ---
1324 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:14 378 +1.8
-2 h 383 +0.6
-4 h 380 -2.4
-6 h 394 +0.2
-8 h 409 +3.4
-10 h 398 +2.8
-12 h 396 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -15 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
10/18 0.3 4x10^1
10/17 0.4 4x10^1
10/16 0.3 8x10^1
10/15 0.3 7x10^1
10/14 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/13 09:47 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2011/10/14 10:06 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2011/10/15 14:58 コロナホールの影響で、太陽風の速度が少し上がっています。
2011/10/16 13:02 太陽風はやや高速の風が続いています。太陽でCクラスフレアの発生が増えています。
2011/10/17 10:03 太陽風の速度は下がり始めています。Cクラスのフレアは続いています。
最新のニュース

2011/10/18 11:20 更新
太陽風はやや低速になり、オーロラ活動も穏やかです。フレアの発生は弱まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、ゆっくりと低下し続けて、
現在は380km/秒とやや低速になっています。
磁場強度も4nTとやや弱めの値で、穏やかな太陽風です。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。
このため磁気圏も静穏で、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、ほとんど変化していません。

太陽風は、この後も低速状態が続きそうです。
SDO衛星AIA193を見ると、太陽の北半球側に、
コロナホールの淡い筋が薄暗く斜めに細く伸びています。

このコロナホールは、前周期も見られたのですが、
太陽風への影響は見られませんでした。
今回は少し濃さが増しているようですが、
21、22日頃に多少の変化がやって来るでしょうか。


太陽は、X線の強度は高まったままですが、
フレアの活動は弱くなっています。
C1〜2の小さなCクラスフレアが数回発生している程度です。
1319黒点群も落ち着いてしまったのでしょうか。

一方、東の端から新しい黒点群が上がってきました。
こちらの様子はどうでしょうか。



SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。