宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:26)
今日、C7.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 7 04:32 C2.3
01:14 C7.0
00:51 C4.3
00:09 C4.0
3/ 6 23:40 C8.6
21:59 C6.0
20:56 C5.1
19:25 C7.5
18:55 C3.1
17:48 C2.7
15:58 C2.8
14:24 C4.6
12:37 C3.7
11:03 C2.2
05:59 C2.3
3/ 5 18:02 C2.3
11:39 C1.7
10:06 C2.2

黒点  3/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1164 28 βγδ C9
1165 14 β C8
1166 16 βγ C5
1167 4 β ---
1168 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:14 442 -4.7
-2 h 457 -3.7
-4 h 472 +1.0
-6 h 488 +0.5
-8 h 498 -1.3
-10 h 503 +0.6
-12 h 520 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^3
3/ 7 0.3 2x10^4
3/ 6 0.4 2x10^4
3/ 5 0.4 2x10^4
3/ 4 0.4 1x10^4
3/ 3 0.4 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/ 2 12:38 コロナホールによる高速太陽風が始まりました(700km/秒)。強い南向き磁場の影響でオーロラが活発に発生しています。
2011/ 3/ 3 13:54 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2011/ 3/ 4 12:03 600km/秒台の高速太陽風が続いています。1164黒点群の活動がやや強まっています。
2011/ 3/ 5 11:52 速度は下がり始めましたが、高速風は続いています。オーロラも活発です。
2011/ 3/ 6 12:25 太陽黒点の変化が活発に続いています。高速の太陽風は終わりに近づいています。
最新のニュース

2011/ 3/ 7 08:26 更新
太陽では、あちこちの黒点で小規模フレアが活発に発生しています。高速風は終わりました。

担当 篠原

太陽のあちこちで、小規模のフレア活動が発生しています。
発生場所は、可視光写真の北西(右上)に見える大きな1164黒点群、
昨日注目した南西(右下)の1165黒点群、
そして、北東(左上)の大きな1166黒点群と、
その更に東(左)の小さな1169黒点群です。

このニュースページ左端のフレアリストには、
昨日から今日にかけて10個以上のCクラスフレアが並んでいます。
NOAAの報告によると、この24時間のCクラスフレアは20個に達しています。

最大は、6日23時半(世界時6日14時半)のC8.6です。
1164黒点群で発生しています。
更に、これに並ぶ規模として、
6日19時半(世界時6日10時半)にC7.5が1165群で、
6日22時半(世界時6日13時半)にC6.0が1169群で、
7日1時半(世界時6日16時半)にC6.9が再び1164群で、
と、あちこちでにぎやかに活動が発生しています。

静かな太陽が長く続きましたが、活発になるとこんなに変わるものなのかと、
最近の活動ぶりはとても印象的です。

GOESのX線のグラフを見ると、昨日から全体の強度が高まっています。
黒点群の活動度が高まっているためと考えられますので、
引き続き活発なフレア活動に注目して下さい。


太陽風は、いよいよ高速風が終わり、平均的な速度に戻りつつあります。
現在の速度は440km/秒です。
磁場強度は5nTと、昨日よりも少し上がっていますが、
平均的な強度に戻ったくらいです。

磁気圏活動は概ね静穏で、AE指数は小さな変化が見られる程度です。

太陽風は、この後は穏やかな状態がしばらく続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、依然、10,000の警戒レベルを保っています。
太陽風が穏やかになると、減少の速度はとても遅くなります。
太陽風の小さな乱れでもやって来ると、一気に下がるのですが、
それがなければ、当分の間注意状態が続きそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。