宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
昨日、C4.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/28 --- ---
2/27 12:50 C4.3
2/26 17:08 C1.4

黒点  2/28 (NOAA)
磁場 フレア
1163 1 α ---
1164 12 βγ C4
1165 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 310 -1.6
-2 h 307 +2.9
-4 h 323 +1.7
-6 h 309 +4.0
-8 h 320 -0.0
-10 h 348 +0.8
-12 h 348 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 14/ 6
-2 h -7 7/ 5
-4 h -8 2/ 2
-6 h -10 4/ 6
-8 h -9 6/ 10
-10 h -9 3/ 5
-12 h -8 0/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
2/28 0.3 6x10^2
2/27 0.5 7x10^2
2/26 0.4 1x10^3
2/25 0.4 2x10^3
2/24 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/23 14:52 太陽のフレア活動はほとんどなく、太陽風も穏やかです。
2011/ 2/24 10:00 2つの黒点群が沈んで、太陽は無黒点になりそうです。太陽風は穏やかです。
2011/ 2/25 15:23 太陽の東の端に現われた1163黒点群で、M3.5の中規模フレアが発生しました。
2011/ 2/26 09:46 太陽の東端からもうひとつ黒点群が上がってきました。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2011/ 2/27 15:20 東端の1164黒点群でC4.2の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/ 2/28 11:20 更新
太陽風は310km/秒の低速風です。コロナホールが太陽の中心に達しています。

担当 篠原

太陽風は、速度が350km/秒から310km/秒へ下がり、
一層、低速の風になっています。
磁場強度は5nTと平均的な強さで安定していて、太陽風は穏やかです。

磁場の南北成分は、0nTからだいたい北寄りに推移していて、
速度が遅いことと合わさって、磁気圏はとても静かです。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフはほとんど変化していません。


穏やかな太陽風は、終わりが近付いています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球側のコロナホールは、大きく広がっている部分が太陽の中心線に達しました。
すると、3日後の3月3日頃には、ここからの本格的な高速風が地球にやって来ると思われます。
その前(右側)の細いコロナホールの影響は、もう一足早く始まります。
明後日には、太陽風に変化が始まるかもしれません。

前周期は、最大で650km/秒まで速度は上昇しました。
今回も同程度の高速風がやって来る可能性があります。
オーロラの活動などに注目してください。


太陽は、北東(左上)に1163(右)、1164(左)黒点群、
南東(左下)に1165黒点群と、3つの群があります。
昨日C4.2のフレアを起こしましたが、その後はBクラスの小さな活動だけで、
全体として活動度は下がっている印象です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。