宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、C4.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/11 --- ---
2/10 22:33 C2.6
21:26 C4.7
15:54 C2.1
15:18 C1.9
2/ 9 10:24 M1.9
06:05 C4.1

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
1156 11 β ---
1157 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 360 -0.2
-2 h 365 -3.5
-4 h 382 -0.4
-6 h 399 -2.0
-8 h 414 -1.5
-10 h 413 +0.3
-12 h 399 +4.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -17 -37/ 4
-2 h -15 -35/ 3
-4 h -16 -30/ 4
-6 h -15 -33/ 5
-8 h -11 -35/ 3
-10 h -9 -35/ 4
-12 h -11 -38/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
2/11 0.3 5x10^3
2/10 0.3 7x10^3
2/ 9 0.3 1x10^4
2/ 8 0.4 1x10^4
2/ 7 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 6 14:18 高速太陽風は速度が550km/秒に下がり、弱まり始めています。太陽は静穏です。
2011/ 2/ 7 11:22 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 2/ 8 11:54 太陽風の速度は440km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
2011/ 2/ 9 12:28 1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。
2011/ 2/10 11:17 太陽ではBクラスの小さな活動が続いています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2011/ 2/11 12:32 更新
1153黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没しました。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

昨日、10日15時から23時にかけて(世界時10日6時から14時)、
西の端ぎりぎりに見えていた1153黒点群で、
4回のCクラス小規模フレア(C1.9、C2.0、C4.7、C2.6)が発生しました。
端のため、一部しか見えていないことを考えると、
本当の規模はもう一段大きかったのかもしれません。

その後は、南半球の真ん中付近に見える1156黒点群が活動を引き継いで、
Bクラスの小さなフレアを起こしています。
1156黒点群は、黒点の規模は小さくなっているようで、
この後の太陽は静かになりそうです。

1156群の北半球側には、1157黒点群もありますが、
小さな点がひとつ見えているだけです。


太陽風は、昨夜、400km/秒に達する小さな速度の高まりがやって来ましたが、
現在はそれも終わり、360km/秒と低速に戻っています。

磁場強度は5nTと平均的なレベルを保っています。
南北成分は、時々南側に振れていて、
その影響でAE指数300nTほどの小規模のオーロラ活動が4回ほど発生しています。
極域ではある程度のオーロラが見られたのではないでしょうか。


SDO AIA193では、
北半球側の小さなコロナホールは、だいぶ西側に回っています。
明日か明後日くらいに影響がやって来るかもしれません。
ただし、コロナホールの規模は小さく、緯度も高めなので変化は限定的でしょう。
また、南半球の広いコロナホールにも注目です。
こちらも緯度は高めですが、
大きく広がっているので、影響はどうなるでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、ゆっくりと減少しています。
10,000のラインからはだいぶ下がった印象です。
このまま低下していきます。


今日は桜島が元気で、朝から何度も空振で窓がびりびり震えています。
そんな事を書こうと思っていたら、
先ほど新燃岳も2000m級の噴煙を上げる爆発を起こしました。
地球もなかなかすごいです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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