宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/25 --- ---
1/24 14:43 C1.4
1/23 --- ---

黒点  1/25 (NOAA)
磁場 フレア
1147 1 α ---
1149 7 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 358 -3.5
-2 h 350 -2.8
-4 h 354 -3.2
-6 h 357 -3.5
-8 h 351 -3.4
-10 h 351 -3.2
-12 h 368 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -13 -22/ 8
-2 h -12 -26/ 3
-4 h -12 -29/ 8
-6 h -11 -30/ 10
-8 h -7 -26/ 7
-10 h -2 -26/ 4
-12 h 0 -24/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^1
1/25 0.5 4x10^2
1/24 0.3 3x10^2
1/23 0.4 3x10^2
1/22 0.4 5x10^2
1/21 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/20 10:58 STEREO衛星がそろそろ正反対の位置に達します。太陽風の速度は460km/秒とやや高速です。
2011/ 1/21 11:31 太陽風は平均的な速度に下がっています。これから低速の太陽風が続きそうです。
2011/ 1/22 11:10 1149黒点群が発生し、Cクラスの小規模フレアを多発しています。
2011/ 1/23 11:18 1149黒点群が発達しています。H2Bの打ち上げの様子を紹介します。
2011/ 1/24 09:25 1149黒点群は落ち着いています。太陽風は速度が下がっています。
最新のニュース

2011/ 1/25 12:15 更新
1149黒点群はC1フレアを起こしています。太陽風は低速です。

担当 篠原

1149黒点群は、昨日、24日15時(世界時24日6時)に、
C1.4の小規模フレアを起こしました。
しかし、目立った活動はこれひとつで、
活動度は特に上がることもなく推移しています。
黒点の見え方も、特に変化はありません。

1149黒点群は次第に西の端に近付いていて、
このまま没していくことになりそうです。

一方、太陽の南西部でフィラメントの噴出が発生しました。
その影響で、CME(太陽ガスの放出現象)がSOHOのLASCOカメラで撮影されています。
それほど濃い噴出ではなく、淡く写っている程度です。
横方向なので、地球への影響はありません。


太陽風は、一時的に400km/秒に上がる変化が発生しましたが、
速度360km/秒と低速の状態が続いています。

一方、磁場強度は5nTを超えて、8nTくらいに強まる変化をしています。
それに伴って、南北成分が南向き-3nTほどで半日ほど安定しています。

AE指数を見ると、その影響が小規模ですが見られ、
200〜400nTほどの変化が続いています。

この後も、太陽風は低速の状態が続くと思われます。
SDOの太陽コロナ写真には、コロナホールは見られず、
1149黒点群の付近以外はのっぺりとしています。


一方、STEREO Behindで少し先回りをすると、
昨日紹介したように、太陽には大きなコロナホールが、
北極から中央部の赤道付近まで広がっています。

昨年の9月から今月までのコロナホールの変化を動画にします。
27日ごとに重ねることで、ほぼ同じ場所を眺め続けることができます。
すると、コロナホールの広がりが、半年の間にどんどん動いています。
太陽の活動周期の中で、
内部の磁場分布が大きく変化する時期を迎えているのでしょう。
ダイナミックで興味深いですが、太陽風の予想には辛い季節です。



STEREO Behind EUVI195による、2010年9月から2011年1月までの太陽コロナの変化。
(c) STEREO (NASA)


SOHO衛星 LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/24 04:12 UT

1/24 06:12 UT

1/24 08:00 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。