宇宙天気 2009/ 8/18

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (08:30)

太陽フレアは静かです。

太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
8/18	---	---
8/17	---	---
8/16	---	---

黒点 8/17 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
なし	---	---	---

太陽風 (ACE)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
08:21	329	+2.2
-2 h	323	+1.3
-4 h	310	+0.0
-6 h	299	-0.7
-8 h	290	+1.8
-10 h	290	+3.4
-12 h	276	-1.3

磁気圏 (NICT)

時刻 JST	環電流 nT	沖縄擾乱 nT
08:30	-3	-/ -
-2 h	-6	-/ -
-4 h	-6	-/ -
-6 h	-4	-/ -
-8 h	-6	-/ -
-10 h	-8	-/ -
-12 h	-7	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.2 →	4x10^1
8/18	0.4	6x10^1
8/17	0.7	4x10^1
8/16	0.7	4x10^1
8/15	0.7	5x10^1
8/14	0.6	5x10^1

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

短期・太陽風・電子

EIT284 (SOHO)

EIT195 (SOHO)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの全リスト): 2009/ 8/13 11:06　穏やかな太陽風が続いています(速度360km/秒)。太陽も無黒点が続いています。; 2009/ 8/14 10:16　330km/秒と低速の太陽風が続いています。弱い南向き磁場の影響で、磁気圏も小さくざわついています。; 2009/ 8/15 10:56　太陽風の速度は300km/秒に下がり、かなり低速になっています。磁気圏は静かです。; 2009/ 8/16 11:06　太陽風の速度は、280km/秒にまで下がっています。とても穏やかです。無黒点も続いています。; 2009/ 8/17 10:55　太陽風は、速度が265km/秒にまで下がりました。明日から、高速風が始まると思われます。; 最新のニュース

2009/ 8/18 08:30　更新
太陽風の速度が330km/秒に上がっています。高速風が近づいている様です。

担当　篠原

高速の太陽風領域が近づいている様です。
昨夜より、太陽風のデータが変化し始めています。
磁場強度が、2nTから6nTに上昇し、
プラズマの密度も10個/ccに上がっています。

速度もゆっくりと上がり始め、280km/秒から330km/秒となっています。
数値としては、まだまだ低速です。

27日周期の図を見ると、変化開始のタイミングとしては、
だいたい前週期と同じ頃です。
今日一日かけて、高速風へと変わって行くのではないでしょうか。

磁気圏は、今のところとても静かです。
この後、磁場の強まりや、速度の上昇に合わせて、
活動的になる可能性があります。

太陽は無黒点で、たいへん静かです。

SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。18日7時(世界時17日22時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)