宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2006/ 5/ 8 10:09 更新 高速の太陽風が続いています(600km/秒)。オーロラの活動も発生していました。 担当 篠原 太陽風は、昨日より600km/秒と高速のまま安定した状態が続いています。 太陽風磁場は強度が5nTに下がって、こちらも安定しています。 27日周期の図を見ると、今回の高速太陽風は、 半日ほど到来が遅れただけで前周期とほぼ同じ変化が観測されています(速度と磁場)。 継続時間も同程度と考えると、今日から速度は低下に向かうと予想されます。 ACEの図を見ると、磁気圏活動をもたらす太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度がある程度強かった前半では、-5nT近い振幅が現れていましたが、 強度が下がった後半では、-2nT程度の弱いものしか現れていません。 AE指数のグラフでも、この傾向はよく反映されていて、 図の前半では800〜1000nT規模の変化が発生してますが、後半は500nTの小さなものだけです。 それでも、-2nT程度の弱い南向きで、500nTの変化が起こっているというのは、 速度が高いためでしょう。 この後、速度が下がり始めると、磁気圏の活動度も低下して行きます。 高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加を始めています。 今日は、10の3乗に達しています。 まだ警戒ラインより1桁低いですが、これから更に増加すると予想されますので、 明日、明後日にかけて、注意が必要です。 太陽のフレア活動は穏やかです。 黒点群は数としてはにぎやかに散らばって見えていますが、どれも小規模で、 目立った活動を起こすことはなさそうです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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